「天才子役」“絶頂からどん底”激動人生(4)間下このみ、斉藤こず恵は今!

 順風満帆だった芸能生活の晩節を汚したのは、中学3年生で「巨人の星」の星飛雄馬、さらには「機動戦士ガンダム」の主人公・アムロなど数多くのアニメキャラの声を担当した声優の古谷徹(71)だ。

「大人になってもアニメを見る人が増えて、声優さんに日が当たりすぎたんや。昔だったら声優さんの醜聞なんて誰も興味ないよ。せいぜい『ルパン三世』の山田康雄さんぐらい」(マグナム氏)

 37歳下のファン女性に妊娠中絶&暴行を暴露された古谷は引退状態に追い込まれた。

「ファンに手を出すのは最悪。言うこと聞くの間違いないんだから。70を過ぎて、最後の浮気相手だろうから何とかしたかったんでしょうね。もう復帰はないでしょう。スポンサーがいい顔しない。声優さんは他にもたくさんいるから無理やり使わなくていいし」(城下氏)

 最後に「昭和子役・あるある」をマグナム氏が畳みかける。

「なぜか大人になっても大きくならない。ケンちゃんにしても松田洋治にしても童顔のままだし。身長低いから大人になった時にいい役来ないよね。ずっと脇役のえなり君みたいに脇役に徹すればいいけど。子役で順調なのは吉岡秀隆と山本耕史だけかも。いつの間にか『満男』とか『純』って呼ばなくなったね。で、だいたい男は博打、女は酒に走るよ。坂上忍、見栄晴、内山君。杉田かおるも美山加恋も大酒飲みやんか。大人と遊ぶから早熟になりがち。寿司チェーン店の『小銭すし』を経営していた太田博之さんは新宿の場外馬券場で見かけたよ、5回くらい。ちょうど金銭トラブルによる監禁と強要容疑で逮捕された頃と重なる。そのあと寿司店は破綻するんだけど博打しなきゃやってられなかったのかも」

 ブラウン管越しに成長を見守った子役たち。光と影は、どこか寂寞たるものが‥‥。

【覚えていますか? 人気沸騰の天才子役スター】

斉藤こず恵(57):74年に朝ドラ「鳩子の海」でヒロインの少女時代を演じ、天才子役の名をほしいままに。76年の「山口さんちのツトム君」が150万枚超えの大ヒット。学業優先で中学から芸能活動を休止。00年に復帰し、「太っていたっていいじゃない」を出版するも、リバウンドして2年後に再度ダイエット本を出版した。現在は声優としても活動中

間下このみ(46):83年、「ガンバレ! 玄さん」のCMで大ブレイク。「スクール☆ウォーズ」(TBS系)では山下真司の娘役で出演。「所さんのただものではない! 」(フジテレビ系)でその人気を不動のものに。93年、火曜サスペンス「刑事・鬼貫八郎」(日本テレビ系)に大地康夫の娘役で出演も、徐々にフェードアウト。現在は女優兼写真家として活動している

カケフくん(47):85年、宇崎竜童が新バンド・竜童組を世間に知らしめた番組「夜はタマたマ男だけ!! 」(フジ系)で阪神・掛布雅之似の少年として鮮烈デビュー。間下このみとの子役コンビのコーナーは、その後、新番組「所さんのただものではない! 」(フジ系)に格上げとなる。カケフくんは小学校卒業(90年)までレギュラー出演した

フィンガー5 晃(63):沖縄県出身の玉元兄妹によるアイドルグループ。73年のデビューシングル「個人授業」のみならず、「学園天国」「恋のダイヤル6700」とミリオンセラーを連発した。長男・一夫の脱退、四男・晃の声変わりなどで78年に活動停止。晃は大工、建築会社の営業などの職に就いたのち、音楽活動を続けている

マコーレ・カルキン(44):86年、4歳から子役として活動。「ホーム・アローン」の爆発的ヒットで大スターに。「ホーム・アローン2」ではギャラが子役史上最高額の450万ドルとなる。暴力的なステージパパの存在が煙たがられ、95年頃にはオファーは激減。04年、24歳になったカルキンは規制薬物所持で逮捕された

高橋良明:84年、子役として芸能界デビュー。85年、「うちの子にかぎって2」(TBS系)で人気を博し、87年、「オヨビでない奴! 」(TBS系)でドラマ初主演。非ジャニーズタレントの期待の星だったが、89年、250ccの中型バイクを運転中、路上駐車の車両に激突して死亡した。享年16歳。元広島カープの高橋慶彦は従兄にあたる

エンタメ