米大統領選でトランプ氏が激戦区において選挙戦を有利に進め、「確トラ(確実にトランプ氏が勝利する)」が囁かれる中、あのお騒がせ夫妻の間でもある動きが起こっている。そう、ヘンリー王子とメーガン妃だ。
夫妻は現在、カリフォルニア・モンテシートで暮らしているが、この邸宅は王室離脱後の2020年に、2100万ドル(約31億円)で購入したものだ。ただ、以前はイギリスに帰国した際の拠点として、ウィンザーのフロッグモア・コテージを所有していた。しかし、ヘンリー王子が2022年に発表した自叙伝「SPARE(原題)」を巡る問題で、チャールズ国王から立ち退きを要請され、翌2023年夏に退去したことで、現在、王子夫妻が所有するのは、アメリカの自宅1軒のみとなっていた。
だが、自叙伝「SPARE」の中で王子自らが薬物使用を告白したことで、ビザ申請時に虚偽の申告をした可能性が浮上。トランプ氏からは、自身が大統領に復帰した場合、「守りたくない」と公言されていたこともあり、夫妻の動向に注目が集まっていた。
そんな中、英国の複数メディアが最近、夫妻がポルトガル西海岸に不動産を購入、別荘として使う、あるいは移住するのではないかと報道し、波紋が広がっている。
「2人が購入したとされるのは、ポルトガルの首都リスボンから南に1時間ほどにある、メリデスのコスタテラ・ゴルフ・アンド・オーシャン・クラブにある土地。ポルトガルの大西洋岸に面したこのエリアには、300軒の家々が立ち並んでいて、いずれもプライバシーが重視され、世界の富裕層に大人気の別荘地なのだとか。実は、同エリアにはヘンリー王子のいとこにあたる、ユージェニー王女と夫のジャック・ブルックスバンク夫妻も一家4人で暮らしており、ヘンリー王子夫妻とは現在も交流があるため、ユージェニー王女夫妻が、土地の購入を勧めたのではないかとみられています」(英王室ウォッチャー)
英メディアによれば、王子は今年9月15日、40歳の誕生日を迎え、エリザベス女王の母親である、曾祖母・クイーンマザーが残した遺産をすでに受け取っている可能性が高く、それも不動産購入を後押ししたのではないか、とも伝えているが…。
「一説によれば、クイーンマザーの遺産は推定で134億円。うち兄・ウィリアム皇太子とヘンリー王子兄弟に残された遺産が約27億円だとされ、それだけあれば、海外の一等地でも、ぽんと一括現金で購入できるはず。メリデスには、ニコール・キッドマンやスカーレット・ヨハンソンなど多くの世界的セレブが家や別荘を構えているといわれますからね。メーガン妃としては、彼らとご近所付き合いができるかもしれない絶好のチャンス。ほくそ笑んでいる姿が目に浮かびますね」(同)
ところが、である。このニュースが流れるや否や、この超富裕層が暮らす静かなエリアから、「迷惑だ!」「来ないでほしい」といったブーイングが上がっているというのだ。
「ただでさえ、近年このエリアでは不動産価格が高騰し、長年暮らしていた住民たちが次々に土地を手放し、金持ちだけが暮らす街となったことで、地域で暮らす住民の反発が大きかったようなんです。とはいえ、セキュリティーだけは完璧な街になった。そんな中で、もしも、お騒がせな夫妻が土地を購入して引っ越してくるとなれば、当然パパラッチや取材陣が増えることは必至。そこで、セレブたちから困惑の声が上がっているようなんです」(同)
優勢が伝えられるトランプ氏が大統領に返り咲いた場合、最悪、アメリカから追放される可能性も浮上したヘンリー王子夫妻。はたして安住の地はいずこに。
(灯倫太郎)