aiko、自身最長ライブハウスツアー敢行もファンが心配する「完走」

 やはり昨年のアクシデントが気がかりなところだ。

 シンガーソングライターのaikoが10月5日、東京・青海のZepp Tokyoからライブハウスツアー「Love Like Rock vol.9」をスタートさせた。

 6月にリリースした自身初のシングルコレクションアルバム「aikoの詩。」を携え、令和初となるツアーの幕が開け、aikoは「Love Like Rock vol.9みなさん、来てくれてありがとうございます。初日です!」と挨拶。ステージとの距離が近いオールスタンディングとあって、熱気に包まれた迫力のライブが繰り広げられた。

 aikoは「今日の初日がみんなの中で永遠になりますように。そして、気合いを入れてこれからもライブを続けます。みんな覚悟してついてきてください!」と、今後のツアーへの意気込みを語り、ツアー初日を締めくくっている。

 同ツアーは6ヵ月にわたり、全国8ヵ所32公演に及ぶ自身最長となるライブハウスツアー。年内の公演はすべて即日ソールドアウトとなる人気ぶりだ。

 この初日公演の盛り上がりを観覧した人のレポート等で観たファンは、これからチケットが発売される後半戦の公演を楽しみに待ちわびているようだ。

 しかし、ファンには1つ気がかりなこともある。

「長丁場のライブとなりますから、aikoがベストなコンディションをキープできるのか、体調を気遣う声も見られています。aikoは昨年、デビュー20周年を記念した自身最大・最長の27カ所45公演のホールツアーを6月から12月にかけて開催。しかしツアー後半戦の10月、神戸で行われた公演では、途中声が枯れてしまい、歌えなくなり、公演を中止することを決断。後日、振替公演を行うという苦い思い出があります。その際、aikoはツイッターで『仕事やバイト、学校に育児とみんな大変な中、時間を割いて今日来てくれたのに本当にごめんなさい』と謝罪しており、貴重な時間を割いてまでライブに来てくれたファンにとにかく申し訳ないと自身を責めていましたから、ファンも心配を募らせていました。そのため、今回のツアー前にも『無事に完走してくれることを願ってます』『もししんどくなっても無理はしないでね』など、aiko本人が満足のいくツアーになることをただただ願っているようです」(エンタメ誌ライター)

 ツアー中盤である年内最後の公演から、来年最初の公演までは約1カ月間空くため、そこでコンディション調整ができるだろう。

 是非、最高のライブをファンに届けてほしいところだ。

(田村元希)

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