元手タダ“家ゴミ→お宝化”計画(13)限定版CDが仰天の価格に…

「CDが売れない」と言われ始めて、はや20年。今も販売枚数は下げ止まらない。2008年に約2億5000万枚だったのが、17年までに1億枚も減少している。

 確かに「自分も買ってない」と実感する読者もいるだろう。そして家の棚でホコリをかぶったままにしている人も多いのでは…。もしかしたらお宝が眠っているかもしれない。音楽CDも取り扱うリサイクルショップ店長に聞いてみた。

「高値で買い取るとなると、限定盤だけですね。例えば松任谷由実のベストアルバムで『日本の恋と、ユーミンと。』というのがあるんですが、この100万枚突破記念で製作された特別盤の初回プレス中に100枚だけ、純金ディスクが仕込まれているんです。これなら7万円以上は出しますよ」

 元値3600円のCDが20倍だ。売り払ってしまいたい。が、本当に純金なら溶かして保管したい気分になる。他にはないのか。

「あとは人気アーティストのマイナー時代の作品ですかね。aikoが大学生の時に2曲だけ参加した『ドーテイオムニバスVol.1』というCDなら5万円で買い取ります。えっ、一番の高値? それは水樹奈々が13歳の時、本名で歌った演歌のミュージックテープですね。地元愛媛で売られた『つがざくら』という作品ですが、これなら20万円出してでも買い取りたいです」(同前)

 最高値がテープとは‥‥。やはり、家の棚のCDはゴミなのか。捨てるに惜しけりゃ聴くしかない!

マネー