日本を訪れる外国人観光客の数が、7月までに過去最速で2000万人を突破したことが分かった。その外国人観光客が「宝の山」と感動するのが、コンビニだという。最近は外国人観光客に向けて商品展開する店も多く、地域の特産品や名産品などが喜ばれている。
この時期に極めてニーズが高いのが「アイスクリーム」だ。日本のアイスは味、食感、形と種類が豊富で、しかも彼らにとっては格安。「雪見だいふく」のような商品は日本でしか食べることができないため、指名買いする客も多い。最近は1個350円以上する高級アイスの売り上げも絶好調で、外国人観光客のリピーターが続出しているという。
そんな中、注目を集めているのが「昭和天皇・皇后両陛下のために特別に作られたアイスクリーム」。1個約800円と、アイスとしてはかなりの高額だが、「一度食べてみたい」という人が相次いでいるのだ。
グルメライターが解説する。
「雪印パーラーの『スノーロイヤル』です。このアイスは『昭和43年、北海道百年記念式典にご臨場される昭和天皇・皇后両陛下のために特別に作られた』という経緯で生まれた商品で、基本的に北海道にある『雪印パーラー』でしか食べることができません。ただし同店のオンラインショップでは10個セット5750円で購入できるため、来日中に取り寄せる外国人もいるようです」
商品の第一印象はとにかく「白い!」。卵を使用していないため、ふわっとした口溶けとサッパリした後味が特徴で、昭和天皇と皇后さまが同じアイスを口にされたと思うと感慨もひとしおだ。
外国人観光客の一番人気のアイスといえば1個365円の「BRULEE(ブリュレ)」が有名だが、最近は口コミで「スノーロイヤル」が話題になり、関心が高まっているのだそうだ。
(ケン高田)
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