米びつに無数のうごめく物体が…「米不足」だからこそ知っておきたいライフハック

 米不足が深刻化する中、コメにまつわるライフハックが注目を集めている。

 スーパーではコメの商品棚が空っぽになり、運良く残っていた場合でも、購入できるのは1人1袋までなど限定販売がほとんどだ。さらにここにきて、パックご飯も品薄になっているという。

 世は令和の米騒動、簡単に入手できないとなれば、今あるコメを大切に食べるしかないが、いざ米びつを開けてみたら虫が湧いていたという経験はないだろうか。

 8月21日にはあるXユーザーが、米びつで無数の虫がうごめく動画をアップ。「このレベルで米に虫が湧いたのは初めてだ、ふるいに掛けて虫落としてから食うしかないのか!?動画は1合だけどまだ10kgある」とつづり、フォロワーに対処法を求めた。

 この呼びかけに「これは捨てるしかない」「雑穀ご飯にしたらわからないだろ」といったコメントが寄せられたが、一方で「晴れた日に天日干し」など有益な情報提供もあった。

「コメにつく虫は主にコクゾウムシやノシメマダラメイガの幼虫ですが、新聞紙やレジャーシートの上にまんべんなくコメを広げ、小一時間程度天日干しすればこれらはほとんど逃げていきます。また鷹の爪などを投入するのも有効ですね。農林水産省では、普段から日光の当たらない低温で温度変化の少ない場所にコメを保管することを勧めています。どうしても虫が気になる場合は、冷蔵庫の野菜室に厚手のビニールに包み保管するといいでしょう」(食品ライター)

 農林水産省の公式Xでは、他にも災害時や海外旅行などで炊飯器がない場合などに、フライパンで簡単においしくコメを炊く方法なども紹介している。

 これから新米シーズンを迎え、徐々にコメの在庫は増えていくことが予想されているが、すっかり貴重品になってしまった現在、虫が湧いたくらいで破棄するのはもったいない。

(ケン高田)

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