600万円のクラウンスポーツが「死亡」セルフスタンドで「誤給油」する悲劇的写真が話題

 帰省時やドライブ中の車両トラブル報告が全国で相次いでいる。8月12日にはX上にガソリンスタンドで給油する写真とともに、次のようなコメントが投稿され話題となっている。

「クラウンスポーツ無事死亡、、、給油間違いって保証効かないよね? レンタカーで借りたとかかな? 給油蓋にシールっぽいの貼ってあるからレギュラーって書いてあると思うんだけどなぁ、、、」

 写真はスタンドでの給油待ちの際にを撮影された模様。列の前でトヨタの新型クラウンスポーツに「軽油」を給油している人物が写っており、後ろから見守る投稿者も気が気じゃない様子。同車はハイブリッドモデルで590万円、プラグインハイブリッドモデルなら765万円もする高級SUVで、使用燃料は「無鉛レギュラーガソリン」と指定されている。マイカーであれば軽油を入れるような間違いを犯すことは考えられないが、レンタカーや他人から借りた可能性もありそうだ。

 このポストにフォロワーからは「これエンジン壊れるんじゃないの?」「一番安い値段に釣られたな」などの声が寄せられ、大反響を呼んでいる。

 もっともガソリン車に軽油、ディーゼル車にガソリンを間違って給油するシーンは決して珍しいことではない。特に夏休みのこの時期は、普段乗り慣れない車両やレンタカーを使用する機会も多く、うっかりミスが続出するのだとか。

 自動車ライターが語る。

「最近はセルフのガソリンスタンドが増加し、自分で給油をするドライバーが一般的になっています。しかし、中には燃料の種類の違いを知らず、とにかく『安いから』という理由だけで軽油を選んでしまう人は少なくないのです。また『軽自動車だから軽油』と勘違いして誤給油してしまう事例も発生しています。軽油用の給油ノズルはガソリン用のノズルより太く設計されているため、ガソリン車の給油口に差し込もうとしても奥まで入りません。その時点で違和感があれば、すぐに油種を確認すればいいのですが、中には無理矢理給油する人も後を絶たず、トラブルに発展しています」

 誤給油してしまった場合はすぐに店員に申し出て、タンクから燃料を抜く作業が必要になる。もし車を壊してしまった場合は、加入している保険の種類によってはカバーされることもあるので、保険会社に問い合わせてみてほしい。

 多くの車は給油口に燃料の種類が書かれている。普段乗り慣れない車の場合は、しっかり確認するようにしたい。

(ケン高田)

*写真はイメージ

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