台風中継で放送事故!「ひるおび」視聴者が“不気味な時間”にドン引き

 記録的大雨によって、東北地方に断水や住宅の浸水など、甚大な被害をもたらした台風5号。8月12日朝、岩手県大船渡市に上陸すると、自転車なみの速度で本州を横断。翌13日未明に熱帯低気圧に変わったが、県内では道路の水没、土砂崩れなど大きな爪痕を残すこととなった。

 台風5号の動きを速報で伝えたのが、12日オンエアのTBS系情報番組「ひるおび」。スタジオでは江藤愛アナウンサーが「現在も東北地方を横断していて、大雨と強風に注意が必要です」と呼びかけ、カメラは中継先の宮城県気仙沼市の映像に切り替わる。男性レポーターが、室内から台風5号について「時速15キロで北西に進んでいると見られます」と説明。ガラス窓の向こうでは、雨が降っており、レポーターは「ご覧のように、木の枝が揺れるくらいの風になり、時折、強い雨が降っています」と伝えたのだが、ここから無音の“不気味な時間”へと突入する。

「テレビからはまったく音が聞こえない状況がしばらく続きました。気仙沼市の雨の映像が流れているのですが、ナレーションもレポーターの声も聞こえない。8秒ほど経って、ようやく映像が切り替わり、別のレポーター男性が登場。岩手県久慈市で『緊急安全確保』が発令されたことを伝えたのですが、朝に撮影された久慈市の映像が流れる中、またもや“無音”の状態に…。『音入ってないよ』と、恵俊彰さんと思われる男性の声がして、しばらく無音状態が続くと、謎のBGMが流れ始めたのです。そして『テレビから音が…』という男性の声とともに、そのままCMに突入。この展開に、ネット上では、《完全に放送事故》《不気味すぎる》《ある意味、すごい緊張感》とドン引きする声が寄せられていました」(メディア誌ライター)

 CM明け、江藤アナが「先ほどのVTRの中で、一部、音声が入っていませんでした。失礼いたしました」と述べて頭を下げた。ラジオ番組では、無音が5秒間続くと「放送事故」として総務省への報告義務が生じるようだが、テレビでも同様の措置が取られるのだろうか。江藤アナを困らせないためにも、音声チェックは万全を期したいものだ。

(石川ともこ)

エンタメ