ある家族が、まだ幼い子供が一生懸命に完成させた「パズル」を放り投げる動画がネットで注目を集めている。放心する赤ちゃんを横目に笑い転げる親の姿に、批判の声が嵐のように渦巻いている。
問題となっているのはTikTokにアップされた24秒ほどの動画だ。2歳くらいの子供がパズルの最後のピースをはめ拍手をして喜んでいると、前にいた父親が突如、完成したパズルをちゃぶ台返しのごとく放り投げたのだ。子供は一瞬なにが起こったかわからないように親の顔を見てただ呆然と立ち尽くすだけだった。動画には「反応が可愛くてつい意地悪しちゃう」などと記されていたが、子供の努力をあっけなく台無しにする親の姿に、呆れる声が相次いでいる。
「その後も動画は拡散を続け、大炎上しています。動画には申し訳程度に『流石にかわいそう』などと文字が入りますがが、最初から子供がビックリする様子をネタにしているのは間違いありません。赤ちゃんの放心したような表情が余計に視聴者の怒りを増幅させています」（Webメディアライター）
もっともこの手のたちが悪い動画はこれまでにもあった。今年5月にはあるファミリー系YouTuberが、「炎天下の中…2歳娘が車に閉じ込められました。」と題した動画を投稿。車内に閉じ込められた2歳の女の子が、汗だくになりながら泣いているにもかかわらずカメラを回し続けたことで批判の声が殺到し、両親が謝罪に追い込まれている。
子供の気持ちよりも自分の「承認欲求」を優先させるとは…呆れて物も言えないとはまさにこのことだろう。
（ケン高田）
