11月発売の人気ゲームが“画像パクリ”で炎上「戦国時代に軽トラ」チェックもガバガバ

 ゲームの開発・販売会社「Ubisoft Japan」が今年11月15日に発売を予定している「アサシン クリード シャドウズ」が、ゲームファンの間で物議を醸している。

 同社のX公式アカウントが7月8日に更新され、「『アサシン クリード シャドウズ』に関するお知らせ」を発表。「公開済であるコンセプトアート2点に、関ケ原古戦場おもてなし連合『関ケ原鉄砲隊』の旗が無断で使用されているとのご指摘を受けております」と報告。

 その上で「団体様には謝罪の機会を頂戴し、受け入れていただきました。当該アートはコレクターズエディション内のアートブックに収録されることを除き、以降は新たな使用・配布等は行われません。本件に関しまして、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 ところがSNS上では旗の無断使用以外にも、明らかな時代考証の間違いを指摘する声が上がっており、炎上に発展している。

 実際、公開されたコンセプトアートには、戦国時代なのに「ガードレール」や「電柱」「軽トラ」が描かれているようにも見える。戦国時代の雰囲気を醸し出してはいるものの、SNSでは「チェックがガバガバ」と揶揄されているのだ。

 ゲームライターが語る。

「ゲームの背景はAIを使用した可能性もありますが、ネット上には『フォトバッシュ』というソフトで複数の素材写真を組み合わせ風景イラストを作成したのでは、との指摘もある。歴史ゲーム界隈では時代考証が曖昧なゲームも少なくありませんが、さすがにガードレールや車が登場しているとあっては興ざめです。同ゲームはシリーズ初の試みとして実在の人物を主人公に据えているため、ファンもさすがに看過できなかったようです」

 同ゲームは、歴史的・文化的な疑義を受け、オンライン署名サイト「Change.org」には本社であるフランスのUBIに対し「ゲームの発売中止を求める」ページが登場。7月12日の時点で8万人を超える賛同が寄せられている。

 ゲームの発売は11月15日、それまでに修正は行われるのだろうか…。

(ケン高田)

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