元テレビ朝日社員の玉川徹氏が6月28日、コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(同局系)に出演。新紙幣発行の特集で、視聴者からあらぬ疑いをかけられてしまった。
番組では、2024年7月3日から発行される新紙幣を特集。新紙幣に切り替わることで、タンス預金の旧紙幣を銀行で新紙幣に替える人が続出することも考えられる。
この点について、玉川氏は「110兆円くらいタンス預金があるらしい」と切り出し、新紙幣への切り替えで「(政府が)財産を把握できるようなきっかけになるではないか、という話もあって」と言い、「今、マイナンバー(カード)は銀行預金と紐づいていない。これ、やりたくてしょうがない、政府はね。そうやって個人の財産を政府が完全に把握したい。なんのために把握したいかは、徴税です」と危機感を募らせる。
その後、キャッシュレス決済の普及についても玉川氏は警鐘を鳴らした。「キャッシュレス(決済)のお金は銀行口座と紐づく、結局は」と言い、「今のところ、マイナンバーは必須になっていませんけど、いずれマイナンバーの提示がない限りは〝銀行口座はつくれません〟というふうになってくる。なぜかというと、(政府が国民の財産を)全部把握するため」と説明し、将来的には「キャッシュレスが進んでいったら財産税をバチっとかけられるようになる」と語気を強めた。
新紙幣に切り替わることでタンス預金があぶり出され、キャッシュレス化が進み、マイナンバーカードと銀行口座が紐づくことで政府は国民の財産を把握できる。それが財産税の徴収につながるというのが玉川氏の主張だ。
正論のように思えるが、ネット上では《玉川さんはいろいろ内緒にしておきたいのね》《玉川は表に出ない金がたんまりあるから危惧しているのね》《タンス預金の把握を気にしたりするって、ヤバいことをしているからじゃね》《銀行にマイナンバーカードを紐づけていくら持っているか、バレたくないって言っている時点で脱税しているってことだろ》などと、勘繰られてしまった。
「玉川氏は23年7月末でテレビ朝日を定年退職し、その後はフリーとして『モーニングショー』に出演しています。23年8月配信の『デイリー新潮』によれば、同番組の出演料は1本あたり10万円、週5日、年50週で、年収は2500万円と概算しています。24年4月からはラジオのレギュラー番組を担当。このほか、ゲスト出演でテレビやラジオに出演することもあるでしょう。年収は2500万円以上あるのは確実で、自身の財産を守りたいという気持ちも強いに違いありません」(週刊誌記者)
すでに目をつけられている!?
(石田英明)