水卜麻美に謝罪行脚させてまで…日本テレビが「24時間テレビ」をやめない理由

 日本テレビの水卜麻美アナによる生謝罪行脚が話題になっている。謝罪は、昨年11月に公益社団法人「24時間テレビチャリティー委員会」の1社で寄付金の着服問題が発覚しながら、今年も「24時間テレビ47」(8月31日・9月1日)を放送することが決定したことを受けてのもの。水卜アナは「今年の24時間テレビで真摯に向き合っている姿を伝えられたら‥」と時折、涙ぐみながらコメントしていた。

 46年の歴史がある同番組のチャリティー委員会のホームページによると、これまでの寄付金の総額はなんと433億円を超えるが、ビートたけしなどは、かつてパーソナリティを務めたオールナイトニッポン(ニッポン放送)で「出演依頼がしつこく来てたんだけど全部断ってやった」「チャリティーというくらいなら、お前ら全員ノーギャラで出ろよ!コノヤロー!」とコメント。出演経験がある明石家さんまもギャラを寄付したいという意向を示したものの拒否され、以来、出演していないという。

「多額のギャラが発生していることもあって、今も出演を断っている大物タレントは多い。そんななか、日本テレビが大ブーイング覚悟で今年も24時間テレビを行う理由は、ここ数年20億円超えとも言われるCM収入があるからです」(前出・夕刊紙記者)

 ちなみに今年から24時間テレビの番組テーマを「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか?」に変更。「チャリティーの本質を見つめ直す〝決意〟をテーマに込めました」としているが、果たしてその決意は本物なのだろうか。

(小田龍司)

エンタメ