ガラクタが数万円に!大流行「個人輸出」の意外な売れ筋とは

 物価高に加え円安・ドル高基調が続き、庶民の生活は青息吐息。少しでも手取りの金を増やそうと「個人輸出」を始める人が増えている。中には月に100万円以上売り上げている人もいるというから驚きだ。

 5月24日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)では、「超円安 『個人輸出』急増“空き缶”海外で“お宝”」と題して、急増する個人輸出を特集。日本のアニメがプリントされた空き缶や、「響」「山崎」などのウイスキーの空き瓶が、海外で高値で売れている現状を紹介した。

「海外輸出は主に『eBay』を利用する人が多いです。日本でいう『Yahoo!オークション』のようなサイトです。日本製品は世界で高く評価されており、日本では見向きもされないような商品が、他の国では高価格で取引されることも珍しくありません。特に人気なのはフィギュアやアニメ関連グッズ、他にも衣類やアクセサリー、車両のパーツなども人気になっています。ただし、コピー品や医師の処方箋が必要な医療機器や薬は販売することができません」(ネットライター)

 番組を見て、一丁やってみようかと思った人も少なくないだろうが、実は注意するべき点もあるという。海外オークション関係者が言う。

「国によっては販売が禁止されているものもあり、闇雲に出品していると問題になるケースがあります。すでに空き瓶は飽和状態でそれほど高値が付くわけではありません。独自に“売れる商品”を探すことができる人が大きな利益を上げられるのです。また、日本では副業の所得が20万円を超えると確定申告が必要になります。何十万も儲かったと喜んでいると、ある日、税務署から通知が送られてくるかもしれません」

 そもそも、高級ウイスキーの空き瓶は、わざわざ海外で売らなくても、日本国内で高値で取引されている。これは主に飲食店での「詰め替え用」に使われると言われているが、もしかしたら海外でも同じような需要があるのかもしれない。

(ケン高田)

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