俳優・吉高由里子と板垣李光人が出演する「日清のどん兵衛」のどんぎつね新CMが5月23日からスタートし、「あざとい年下どんぎつね」が話題になっている。
新CM「どん兵衛食べてほしい」篇では、新しくどんぎつねになった板垣が、13歳年上の吉高の家をいきなり訪問。どん兵衛を食べないという吉高に向かって、「ずっと前から思ってました。どん兵衛食べて下さい!」と思いをストレートに伝えるというストーリー。
どん兵衛を差し出された吉高は「お気持ちはありがたく、いただきます」とやんわり断るが、「いただきます」の意味を勘違いしたどんぎつねは大喜び。その様子を見た吉高が「あ、食べるって意味じゃないよ」とからかう掛け合いが見どころだ。
一見すると微笑ましいやり取りのように見えるが、これが一部から大不評なのだとか。一体なぜか。
「そもそも男が夜、いきなり女性の家に押しかけ、猫なで声で『ずっと前から思ってました』と告白する設定が完全にアウト。実際、一部の女性視聴者からは『あり得ない』という声が上がっています。男性からは以前の吉岡里帆が演じるどんぎつねの方がよかったという意見が圧倒的。日清食品は昨年6月からどん兵衛を含む170品目の値上げを実施しています。そんな中、どん兵衛を拒否して頑なにおにぎりを食べる吉高が『そのうちね』と含みを持たせるのは、なんともシニカルですね」(テレビ誌ライター)
板垣は2018年に放送された「仮面ライダージオウ」でウール役を演じ、ママたちから熱い視線を集めたイケメン。どうやら日清は今回の新CMで、女性消費者を取り込みたいようだ。
(ケン高田)