止まらない吉野家「生娘」炎上、「はなまるうどん」にも飛び火!

「生娘シャブ漬け丼ください!」「新商品が親子丼というのも意味深」

 SNS上に危ない言葉が飛び交う珍現象を招いている、吉野家常務の「生娘シャブ漬け戦略」失言。早稲田大学の社会人向け講座に講師として登壇し、披歴したマーケティング理論が「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢、生娘なうちに牛丼中毒にする。男に高い飯をおごってもらえるようになれば、絶対に(牛丼を)食べない」というのだから開いた口が塞がらない。当然、世間の人も100人が100人「アウト判定」だ。

 事態を重く見た吉野家は19日、この常務を解任したものの、株価は急落するわ、客足は落ちるわでイメージ回復は当分不可能といった状況。さらに、元常務は常連の男性客についても「家に居場所のない人が何度も来店する」と侮辱発言していたことが報じられ、アツい吉野家ファンさえも敵に回すことに。

 おまけに一連の報道で、グループ会社の過去の失態まで掘り返されてしまった。

「吉野家の子会社である『はなまるうどん』が、2013年にとんでもない低俗な広告を出して大炎上、キャンペーン名を訂正する騒動がありました。その内容というのが、女性がうどんを箸で持ち上げている写真に『女子ぶっかけ部門』、男性がいなり寿司を同様に扱っている写真に『男子おいないりさんセット部門』、そして女装の男性写真につけた『かまたま部門』という3つの名称を並べたものだったんです。現在の多様性社会では考えられないシロモノですが、さすがに当時でも『品がない』『卑猥だ』として大批判を浴びました。そして今回、親会社の吉野家の失態にともない再注目されてしまった」(情報誌ライター)

 まだまだ批判の止まらない吉野家騒動。牛丼やうどんに罪はないのだが…。

(小机かをる)

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