フリーアナウンサーの羽鳥慎一が5月13日、キャスターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。やはり経済的に全く不自由していないのか、あの言葉を知らなかった。
番組では、東京・大田区で問題となっているゴミ屋敷を特集。ゴミ屋敷となった戸建ての前面道路まで“ゴミの山”となっており、悪臭や衛生面などで近隣住民に迷惑がかかっていた。ゴミ屋敷の家主は高齢の夫婦2人。持ち家で固定資産税は納めているが、国民年金が主な収入源のため、経済的に困窮しているという。周辺地域から空き缶を集めて、それを換金して生活費の足しにしているようで、ゴミの中には空き缶の山もあった。
この状況を見て、コメンテータを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「所有しているんでしょ?この不動産は家主が」と確認した後、「適応になるかはわからないけど、リバースモーゲージとかありますからね」と提案。ところが、羽鳥アナは「なんですか?」とピンと来てない様子。玉川氏は「つまり、1回(不動産を)買い取ってもらって、住み続けると。そこで、ある一定の家賃を払いながら住み続けて、所有者が亡くなった後にそれが清算される、みたいな」と、羽鳥アナに向けて説明した。
リバースモーゲージとは正確にいえば、自宅を担保に生活資金を借り入れし、自らの持ち家に継続して住み続け、借り入れた人が死亡したときに担保としていた不動産を処分し、借入金を返済するシステム。金融機関が取り扱うリバースモーゲージでは、借り入れた人は生存期間中、毎月、利息分のみを支払う。
「リバースモーゲージは長生きするほど融資限度額まで資金を使い切るなどのリスクもありますが、持ち家はあるけど老後の資金に困っている人にとっては、助け舟となります。政治や経済、社会問題を主に扱う『モーニングショー』のキャスターである羽鳥アナが、リバースモーゲージを知らなかったとは勉強不足でしょう。ネット上でも《知識が足りない》との指摘もありました。もっとも羽鳥アナは一部メディアで“年収7億円以上は間違いない”と報じたれたこともあり、老後の生活には苦労しないはず。庶民レベルの生活知識も、もっと勉強してほしいものです」(週刊誌記者)
年収7億円が事実であれば、リバースモーゲージを知らなくて当たり前か。
(石田英明)