スーパーマリオが2億4000万円で売れた!「日本製レトロゲーム」に外国人が殺到している

 円安の影響もあり、海外から多くの観光客が日本を訪れるようになったが、観光地でもない「中古ゲーム販売店」に外国人が殺到しているという。

 彼らのお目当てはファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイなどで遊ぶ「レトロゲームソフト」だ。

「コロナ禍のステイホーム生活の中で、世界中でゲーム人気が高まり、特にレトロゲームは高値で売買されるようになりました。2021年にはNES(海外版のファミコン)用ソフト『スーパーマリオブラザーズ』の新品未開封品がアメリカのオークションにかけられ、なんと156万ドル(約2億4000万円)で落札されているのです。そして、今、海外のレトロゲーム収集家が注目しているのが日本のレトロゲームなのです」(ゲームライター)

 コンピューターゲームの本場として知られる日本製ソフトへの注目度は高く、中古ゲームの販売店がツアーに組み込まれることもあり、円安も手伝って多くの外国人観光客が日本のレトロゲームを爆買いする。中にはゲームを持ち帰って転売することを目的に大量購入する仕入れ業者もいるという。

「実は最近、海外向けに日本のレトロゲームの『せどり』をする人が増えているんです。eBay のオークションなどを利用して販売するのですが、例えば、マリオやゼルダ、星のカービィ、ポケモンなど、任天堂の人気キャラクターが登場する作品は人気ですね。基本的にはコレクターズアイテムになるので、箱や説明書は必須となります。また、アクションゲームや対戦格闘ゲームなども人気が高く、その一方で、ロールプレイングゲームやシミュレーションゲームなど、ストーリーが日本語で表示されるものはあまり高値がつかない傾向があります」(前出・ライター)

 タンスの中には意外なお宝が眠っているかもしれない!?

(小林洋三)

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