近年、大麻で検挙される若者が増えている。背景には警察官の涙ぐましい「職務質問」活動があったようだ。
昨年1年間に大麻に関わる犯罪で警察に検挙された人は全国で6482人に上り、これまでで最多を記録した。中でも10~20代が全体の70%以上を占めており、特に若い世代での大麻の蔓延が深刻になっている。
警察は取り締まりを強化しており、特に「職質指導班」と呼ばれる職務質問のスペシャリストが現場で大活躍しているというが、大麻を所持している若者を見つける方法が極めて「アナログ」だとして、SNS上で驚きの声が上がっているのだ。
少年犯罪に詳しいジャーナリストが語る。
「実は大麻の検挙に有効なのが『チン嗅ぎ』なんです。職質した際、相手が明らかに不審なそぶりを見せた場合、ズボンを下げさせアンダーウエアのギリギリまで鼻を寄せて匂いを嗅ぐのです。大麻は独特な匂いがする上、股間に隠し持っているケースが多いため、このような捜査が行われているというわけです」
匂いで判別するならば麻薬探知犬の出番とも思えるが、実際には空港の税関や国際郵便局などが活動の場となっており、街中のパトロールに同行するのは現実的ではないようだ。
いくら仕事とはいえ、まさか他人のお股の匂いを嗅がなければならないとは…。日々職務に励む警察官には頭が下がるばかりだ。
(ケン高田)