3月末に放送終了したTBS系人気ドラマ「不適切にもほどがある!」で一気に知名度を上げた女優・河合優実。
阿部サダヲ演じる主人公の娘・純子役として登場。聖子ちゃんカットにロングスカートの昭和のスケバン女子高生姿が視聴者に強烈なインパクトを与えて、大きな反響を呼んだ。
「2019年に映画『よどみなく、やまない』で女優デビュー。5年間で20本以上の映画に出演し、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞やブルーリボン賞新人賞などを受賞。映画ファンからは『絶対ブレイクする』『山口百恵に似ている』と以前から評判で、実際に『ふてほど』で脚光を浴びると、彼女の紹介記事には“令和の山口百恵”とのフレーズが目立ちました」(芸能ライター)
4月からは地上波初主演(坂東龍汰とW主演)となるドラマ「RoOT」(テレビ東京)が放送中。主演映画「あんのこと」は6月に公開を控える。また昨年5月にNHK BSで放送された連ドラ初主演作「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の短縮版が7月からNHK総合で放送される。
まさにブレイク真っ盛りいったところだが、CMでも資生堂「ファンデ美容液」のアンバサダーに抜擢された。4月2日に都内で行われた発表会では、英語にチャレンジしたいと語っている。
「通常、こういう記者発表ではCMの映像が流れますが、このときはなかったとか。というのも、CMオファーが急だったため、まだ映像が完成していなかったそうです。その舞台裏を芸能リポーターの島田薫氏が5日放送の『news おかえり』で明かしていました。なんでも、『ふてほど』を見て河合を見初めた担当者がSNSをチェックしてみると、若い世代の中で河合のことが話題となっており、商品のターゲットと合っていたためダメ元でオファー。偶然、スケジュールがハマって急ピッチでCM撮影、イベント出演にこぎつけたそうです」(前出・芸能ライター)
河合はNHKドラマでは前出の「家族だから―」のほか「神の子はつぶやく」「17才の帝国」にも出演していることから、近い将来の朝ドラ主演候補とも目されている。これからますます活躍の場を広げそうだ。
(鈴木十朗)