ランキング10位台には躍進女優がズラリ。14位の杉咲花は、主演ではないもののTBSの人気枠・日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」に出演している。
「日曜劇場はTBSの看板枠。主演に神木隆之介(31)、共演も斎藤工(43)、土屋太鳳(29)、池田エライザ(28)、宮本信子(79)と、同クールのドラマの並びの中では突き抜けてメンツが豪華です。『ドラマのTBS』が、今年一番力を入れて制作したドラマと見ていいでしょう」(城下氏)
関係者も口をそろえて、同枠の「VIVANT」級のヒットを目指すと公言しているという。杉咲がそこに貢献できれば、さらなるギャラ飛躍も見えてきそうだ。
16位の奈緒は令和の〝上がり女優〟。10年近く端役で下積みを続け、22年にようやく連ドラで初主演を飾った。
「今年は2本の連ドラ主演に、主役級の映画が3本公開。年明けにも松田龍平(41)とのW主演ドラマ、NHK『東京サラダボウル』の放映が決まっています。評価が高まるひとつのきっかけが、レスをテーマにしたドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジ系)だったので、性や重いテーマの作品もいける女優。このギャラで使えるのも、今のうちかもしれません」(平田氏)
一方でガクッとランクをダウンさせたのが、19位の今田美桜だ。
「今春の主演作『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)の視聴率が、杏(38)が主演したシリーズ前2作より、大きくダウンしたのが痛かった。平均16%あった第1作と比べて半分以下の7%程度。実際、今の水準的には決して低すぎるわけではないですが、それでも『大ヒットシリーズをダメにした』という目で見られますからね」(平田氏)
来期のNHK朝ドラ「あんぱん」ヒロインとして、人気作品「アンパンマン」作者・やなせたかし氏の妻を演じることが決まっている今田。「おむすび」の二の舞にならなければいいが‥‥。
最後は16位の河合優実。言わずと知れた今年最大のジャンプアップ女優で、ヒット作「不適切にもほどがある!」(TBS系)で一気にブレイクした。
実はいまだに、ゴールデン&プライム帯での民放連ドラ主演はなく、今後、どの局が最速起用するのか、注目が集まっているという。
「メインは映画で、今年は4本の出演作が公開され、そのうち2本で主演。『ナミビアの砂漠』(ハピネットファントム・スタジオ)ではバストトップを披露し、さらに来春までに2本公開予定で、朝ドラ『あんぱん』にも出演予定。おそらく20万〜30万円程度だった出演ギャラですが、連ドラ主演デビューで100万円の大台に乗るでしょう」(平田氏)
ランキングをかき回す新星女優の登場を今後も期待したい。
【ドラマ女優ギャラTOP20】
1位:綾瀬はるか(39)250万円
1位:長澤まさみ(37)250万円
3位:吉高由里子(36)230万円
4位:芦田愛菜(20)220万円
5位:趣里(34)200万円
6位:石原さとみ(37)190万円
7位:広瀬アリス(29)180万円
7位:二階堂ふみ(30)180万円
7位:川口春奈(29)180万円
10位:橋本環奈(25)160万円
11位:伊藤沙莉(30)150万円
12位:永野芽郁(25)130万円
12位:菜々緒(36)130万円
14位:杉咲花(27)120万円
14位:松本穂香(27)120万円
16位:奈緒(29)100万円
16位:河合優実(23)100万円
16位:吉岡里帆(31)100万円
19位:今田美桜(27)80万円
19位:仲里依紗(35)80万円
※1時間の連ドラ1話あたり、金額はすべて推定
*週刊アサヒ芸能11月7・14日号掲載