【不適切にもほどがある!】宮藤官九郎が「やる気を削がないでくれ」嘆いた視聴者の「辛辣意見」

 2月9日放送(第3話)の視聴率は7.1%だった阿部サダヲ主演ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)だが、同ドラマはネット配信で大きく視聴数を伸ばしているという。

「『不適切~』は阿部演じる“昭和のおじさん”が1986年から2024年の現在にタイムスリップし、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくというヒューマンコメディ。1月26日に放送がスタートして以降、その攻めた内容がSNSで話題を呼び、『TVer』お気に入り登録者数が急増することに。するとその後、それまで登録者数第1位だった嵐・櫻井翔主演『新空港占拠』(日本テレビ系)を抜き去り、今期のトップに立ちました」(テレビ誌記者)

 そんな「不適切~」といえば、毎回クライマックスで描かれる出演者たちによるミュージカルシーンも話題となっている。ただ現在、視聴者の間では「ミュージカルシーン最高!」と称賛する声があがる一方で、「他は完璧だけど歌のシーンだけ苦手で飛ばした」などと賛否が飛び交っているのだ。

 これらの状況に対し、本作の脚本家・宮藤官九郎がコメントしたという。

「2月8日発売の『週刊文春』の連載コラムにて宮藤氏は、ドラマ放送後の視聴者の反応について触れています。彼によるとドラマの感想を知るため、自身の『X』で『不適切~』について検索して以降、『X』の仕様でAIが選んだドラマに関する視聴者のポストが一方的にメールで送られてくるようになったのだとか。その内容は8割がアンチらしく、『クドカンのこういうとこキライ』というコメントのほか、『突然歌い出すの意味不明』『これ毎週やるの?』などとミュージカルに対する辛辣な意見も多くあったそう。また、宮藤氏は通知メールを拒否する方法がわからないようで、この状況に『メールでやる気を削がないでくれよ。「X」には金輪際もう関わらない』と嘆いている。その一方で、ドラマでミュージカルを使用した意図については『ロジカルな会話を敢えて歌にすることで楽しみながら見て頂き、終わってからメロディと共に咀嚼し、闊達な意見交換をしてもらえたらと思って。毎週やるかって? それはわからない』と明かしています」(前出・テレビ誌記者)

 コラムでは、現時点で6話まではミュージカルをやる予定だと明かしている宮藤氏。はたして、ラストまでこの勢いのままトップの座を守れるだろうか。

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