「2軍調整中」楽天・田中将大「200勝まであと3勝」温情登板が招くファン離れ

 楽天の田中将大がすっかり存在感をなくしている。

 今季は復活に向けて調整を続けてきたが、2月24日の中日とのオープン戦で1回無失点、3月6日阪神戦で2回1失点、さらに13日のオリックス戦でも3回1失点するなど全くいいところなし。3月20日に行われたイースタン・リーグDeNA戦では、3回1/3を投げ、16人の打者を相手に5つの安打を浴び3失点し、いまだに1軍に上がる気配すら見えない。

 オフの契約更改では大幅ダウンを提示され、野球協約で定められた減額制限を超える2億1500万円ダウンの年俸2億6000万の1年契約でサイン。一部ファンからは「給料泥棒」の声も聞こえてくるが、日米通算200勝まであと3勝に迫っていることもあり、本人は絶対に今季中に達成したいはずだ。

 昨年はチームの温情で最終登板を回避し、規定に4イニング足らず公式記録では防御率ワーストを回避。にもかかわらずオフの契約更改を2年連続で越年したのだから、イメージはどこまでも悪い。チームは200勝達成までなんとしてでも登板機会を作ると見られているが、もしかしたら最後は同点の場面で中継ぎ起用し、なんとか勝ち星を拾うような場面がでてくるかもしれない。

「本来であればファンの後押しがあるはずだったのですが、安樂智大のパワハラのシーンに田中の名前が出始めてから一気にファンが去って行きました。顕著なのがYouTubeチャンネルです。当初は数十万回再生されることも珍しくはなかったのですが、最近は1万回に届かないことも。最近のヒットが2月にアップされたブラックバスを釣るという『釣り動画』というのですから笑えません。バットから釣り竿に持ち替えて大人気になった元ソフトバンクの城島健司じゃありませんが、冗談抜きに引退後は釣り三昧かもしれませんよ」(スポーツライター)

 口さがないファンからは、「安樂に会いに行く動画を作れば20万再生は固い」などといった声が上がっているが、田中もさすがにYouTubeどころじゃないだろう。

 もしお情けで与えられた「3勝」ならば、ファンは釈然としないだろう。

(ケン高田)

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