元手タダ“家ゴミ→お宝化”計画(56)古写真に高値がつく理由

 親類の家から、亡き祖父母の写真が大量に発見された。そんな時、あなたならどうする? 我が家の場合は「写真なんて、これからも増えるのに、ジジババのものまで預かれません!」と妻が受け取りを拒否。結果、段ボール3箱分の写真が捨てられてしまった。

「もったいないことをしましたね。古写真を蒐集する好事家は多く、ヤフオクでは意外と高値がつくのに」

 と話すのは、ヤフオク通ライターの吉岡幸二氏。

 実際にヤフオクを見ると、日中戦争時の日本軍の写真ネガ297枚が、なんと150万円で落札されている。でも、明らかに希少価値のある写真だ。我が家にも戦中の写真があったが、どこにでもある家族写真。ここまでの高値はつかないような気がする。

「意外と日常的な写真や古いお見合い写真まで蒐集している人もいます。やはり取引価格は低めで、数千円が限度ではありますが‥‥」(前出・吉岡氏)

 故人とはいえ、プライバシーを売るには安くてためらわれる値段だ。もう少し高値にはならないものか。

「古写真の蒐集家向けではありませんが、卒業アルバムも高値をつけることがあります。もちろん有名人が写っているのが条件です。先日も夏目雅子の卒業アルバムが出品されて、3万3000円で落札されました」(吉岡氏)

 家探ししたら、有名人が写っている卒業アルバムがあった! 女装する前のミッツ・マングローブ‥‥高値がつくかは微妙すぎる。

マネー