報ステ・安藤萌々×下村彩里 W看板を徹底分析!(下)下村アナが特攻取材でボロ泣きした「警察トラブル」

 安藤アナは「報ステ」のスタジオを切り盛りする女房役が本分であるが、フィールドキャスターの下村彩里アナ(29)はよりどんな現場にも駆けつける切り込み隊長だ。

「殺人事件や立てこもり事件、そして台風などの災害現場と、1年365日フル稼働している印象。女子アナと言うより、プロの報道記者ですよ」

 社会部記者はこう前置きして、東京都台東区で起きた4歳女児殺害事件を振り返る。

「容疑者の両親が逮捕されたのは2月14日の朝。マンション前には多くの報道陣が集まっていましたが、下村アナは髪をひっつめにして、少しでもいいポジションを確保しようと他社の記者とグイグイ押し合いながら、懸命にレポートしていました。彼女は身長が170センチ以上あって、とにかく目立つんです」

 それから約12時間後の夜10時過ぎ、下村アナは「報ステ」に生出演。現場マンション前から中継カメラに向かって、

「(被害者女児を含む)家族5人はこちらの最上階で暮らしていました」

 と述べて、その日の聞き込み取材で仕入れた容疑者夫妻の暮らしぶりを説明していた。

「新聞記者顔負けのフットワークで独自のネタをつかんでくるのが下村アナのすごいところ。普通はディレクターや記者が取材の段取りや下準備をするものですが、彼女の場合はみずから率先して動く。局アナであんなに取材熱心な人は見たことがない」(社会部記者)

 そんな下村アナは、幼少期からクラシックバレエを習い、「ミス・インターナショナル」出場という華々しい経歴を持つ。女子アナウオッチャーの丸山大次郎氏が言う。

「いわゆるお嬢様育ちで、主流派となっているアイドルアナにはない品格を感じます。バラエティーに染まることなく、報道一本で来たので、同期入社の斎藤ちはるアナ(27)とはきっちり住みわけができている印象です」(丸山氏)

 雨の日も雪の日もレポートを続け、ジャーナリスト街道をひた走る下村アナだが、思わぬトラブルに巻き込まれたこともあったようで‥‥。 ある事件記者が明かす。

「連続企業爆破事件で指名手配されていた“桐島聡”を名乗る男が1月に亡くなりました。下村アナは彼が暮らした神奈川県藤沢市内を単独で取材。聞き込み取材をする中で、近隣住民と『敷地に入った、入ってない』と揉めに揉めて、110番通報される事態に発展。警察官2人が駆けつけても、収拾がつかず、下村アナはかなり暴力的な言葉を投げかけられてボロ泣きしてしまったとか。取材先を怒らせてしまった非礼を早々に詫びていれば、大事にはならなかったはずなのですが」

 特攻取材の号泣事件をバネに、安藤アナとの2枚看板で「報ステ」黄金期は当面安泰のようだ。

「週刊アサヒ芸能」2月29日号掲載

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