米シンガー・ソングライターのテイラー・スウィフトが7日、東京ドームでワールドツアー『TAYLOR SWIFT |THE ERAS TOUR』をスタートさせた。
テイラーは5日に行われた「第66回グラミー賞」授賞式で史上初となる4回目の「年間最優秀アルバム」を受賞したばかり。東京ドームは5万5000人のファンの熱狂で包まれた。
全世界151公演を回るワールドツアーのチケットはプレミア化しており、4日間で22万人を動員する来日公演はすでに完売。チケット争奪戦を勝ち抜いたファンは期待に胸を膨らませて会場入りしたが、あまりの人の多さに一部のファンから「マジ地獄」と悲鳴が上がっている。
特に問題となっているのは、ステージや花道に最も近いとされる約13万円のVIP席だ。本来であればかなり間近でテイラーの姿を拝めるはずなのだが…。
音楽ライターが語る。
「テイラーの登場に興奮したファンが、我も我もとステージ近くにに押し寄せたのです。13万円もの高額なVIP席にもかかわらず、多くの人だかりでまともにテイラーの姿を見ることができなかった人が続出しました。中にはVIP専用の特典グッズを盗まれた人もいたようでSNSには被害を訴える声が寄せられています。そもそも座席移動を許してしまっては、わざわざ高い席を押さえた意味がない。早急に見直しを図るべきでしょう」
ステージに一番近いとされていたVIP席だったが、実際はステージから10メートル以上も離れていたことも問題視されている。また、SNS上では「明日、ドーム行くんだけど妊娠中で心配でしかない」という女性も出現しており、なんらかの対策が求められている。
3時間ぶっ続けのステージは圧巻だっただけに、運営の不手際が悔やまれる。
(ケン高田)