現在、全国に約920軒存在する特殊浴場系の性サービス店。なかでも中部地方で最大の規模を誇る岐阜市の金津園で1月17日、特殊浴場の経営者ら4人が逮捕された。
県警の発表によると、容疑は売春防止法違反。昨年9月から12月にかけて、客に法的な違反行為をすることを知りながら、複数の女性従業員に店内の個室を提供した疑いだという。
しかし、この報道に対してネット上では、《もともとそういう行為をする場所じゃん》《公然の事実。摘発される意味がわからん》など、摘発に疑問を示すコメントが殺到した。
「とはいえ、特殊浴場の摘発は散発的ながら各地で行われており、金津園では7年前にも摘発されています。法律で認められていない深夜0時以降の営業や、条例で定めた年齢未満の女性従業員の在籍、組合の取り決めを守らなかった等が挙げられます。いずれにしても情報提供と調査によって当局が実態を把握し、摘発に至ったようです」(夕刊紙レジャー面記者)
ただ、経営者の逮捕によって店が廃業に追い込まれることは少ないという。
「摘発時に逮捕される現場責任者とは別に『実際のオーナー』がいますから、店名をリニューアルするなどして、半年から1年半ほどで営業を再開させるケースも見られますね」(前出・記者)
今回の摘発によって金津園の風景がガラリと変わってしまう、ということはなさそうだ。「性の都」は、まだまだ男たちを吸い寄せて止まない魅力を放ち続けるようである。