ドジャースと契約を結んだ大谷翔平の後を追うように、エンゼルス時代の通訳・水原一平氏もドジャースへと移籍した。ところが、その水原氏に難問が降りかかっているという。
大谷に続き、オリックスの山本由伸がポスティングシステムでドジャースと契約合意したと米メディアが報じたのは12月21日(日本時間22日、以下同)だった。12年総額3億2500万ドル(約462億円)と、これまた大型契約だったが、ここで、山本の通訳はどうなるのかという「問題」が生じた。
12月18日配信の「現代ビジネス」が気になる「ルール」を報じている。メジャーリーグには「アンリトンルール」と呼ばれる暗黙の掟があり、例えば「大差がついた試合で勝っているチームは盗塁をしてはならない」など。そのアンリトンルールの1つに「ベンチ入りできる通訳は1言語につき1人まで」というものもあるという。
このアンリトンルールを守れば、大谷が打者として出場する試合に山本が登板すれば、水原氏は2人分の通訳を担当することになる。水原氏の多忙ぶりが懸念されるが、他にも弊害が生じる可能性があるという。
「これまで水原氏は通訳以外でも大谷のキャッチボールの相手をしたり、運転手をしたりしています。山本の通訳に時間が取られるようなことになれば、大谷へのケアが手薄になってしまうかもしれません。逆にこれまで通り、大谷と密な関係を継続すれば、山本が不安を感じることもありそうです。大谷と山本で水原氏の奪い合いが起こるかもしれませんね。もっとも、山本に別の通訳をつければいいだけの話なのですが…。ただ、その場合でも大谷の出場試合では水原氏がベンチ入りする可能性が高く、そうなると、自分の通訳がベンチ入りできない山本は面白くないと思うかもしれません」(スポーツ紙記者)
いっそ2人とも、真剣に英会話の勉強を始めてみたら!?
(石田英明)