「大麻グミ」規制で購入希望者が殺到!? それでも絶対に食べてはいけないワケとは

 全国各地で食べた後に救急搬送される人が相次いでいる「大麻グミ」。しかし、報道で話題になったことから購入希望者が詰めかけているとの報告が相次いだ。しかし、興味本位では絶対に食べてはいけないという。その理由とは?

「今月4日に東京都小金井市で開催された『武蔵野はらっぱ祭り』で男性が配っていた大麻グミを食べたことで複数名が体調不良を訴えるなど、東京ではわずか2日のうちに計9人が緊急搬送されていたことが明らかとなり、さらに大阪や北海道、沖縄などでも大麻グミを食べて病院に運ばれる人が相次いでいることから大きな問題となっています」(社会部記者)

 大麻グミとは、大麻に含まれる成分に似た合成化合物「HHCH」を配合して作られるグミで、人によっては食べることでリラックス効果や多幸感を得られることもあるという。大阪で大麻グミを製造する会社の社長は、「HHCH」は禁止薬物ではなく、体調不良者が続出しているのは用法や容量を守っていないからとテレビの取材に答えていた。なお、厚生労働省は「HHCH」を指定薬物に追加、12月2日から所持・使用・販売が禁止されるが、その前に食べてみようとする駆け込み需要もあるというのだ。

「販売禁止になる前に興味本位でちょっとだけ試してみようと考える人もいるようですが、そのせいで取り返しのつかないことになる可能性もあるのです。大麻グミを食べた場合、耐性がない人は酩酊したような状態となって、吐き気や頭痛、体の震えなどを催すことがあります。大麻グミは口から接種するため効果があらわれるまでにラグがあり、自分は大丈夫と思って車を運転した途端、意識を失って重大事故を起こす可能性もあります」(違法薬物に詳しいライター)

 大量に食べてしまった場合には、記憶や精神、学習に障害が出るケースもあり、最悪では死に至ることもあるそうなので、何があっても絶対に食べてはならない。

(小林洋三)

*写真はイメージです

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