バナナだけじゃない! 中央分離帯に生えていたとんでもないモノとは?

 先日、福岡県久留米市の市道の中央分離帯に生えていることがニュースで取り上げられたバナナの木。人の背丈を大きく上回る高さ3メートルほどの木が3株並んでおり、まだ青いもののバナナの房もしっかりと実っていた。
 
 地元男性が無断で栽培していたことが明らかになり、市は伐採を求めているがネット上では《もったいない!》《街が保存すればいいのに》といった好意的な意見も見受けられる。
 
 調べてみると中央分離帯で果物が生っているのは福岡だけではないようだ。大阪・梅田の御堂筋ではなんとスイカが自生。こちらは〝ド根性スイカ〟と名付けられ、関西では大きな話題に。直径約10センチと小ぶりなサイズだが、現場は大阪中心部の大動脈ゆえに人が集まるのは事故の危険性があり、さらに持ち去りなどのいたずらを防ぐために市は16日にプランターへの植え替えを決行。18日には大阪市役所で一般公開され、20日から29日にまでは「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区)で展示されている。

「一部の市民からは『11月23日の阪神・オリックスの御堂筋パレードまであの場所に残してほしかった』という意見もありましたが、さすがに1カ月も先だと腐敗する可能性が高い。それでも植え替えという形で公開したのはよかったと思います」(大手紙記者)

 また、札幌市豊平区内を走る国道36号の中央分離帯には複数の種類のリンゴが植えられ、「リンゴ並木」として親しまれている。他にも花畑になっている中央分離帯は全国的に多く、南九州や沖縄などではヤシの木などが植えられているところも多い。ただし、いずれも自治体などによって進められたものだ。

「ちなみに最近はさすがにないようですが昔は大麻が中央分離帯に自生していたケースもあります。繁殖力が大変強く、今でも道路脇などに自生していたのを保健所が処分したという話はよく聞きます」(同)

 普段気にも留めない中央分離帯だが、観察してみると意外なモノが生えているのかもしれない。

※画像は久留米市の中央分離帯のバナナ

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