「元NHKの岩田さんはジャニーズの会見最後まで見たのか？」「会見を見てからしゃべってほしい」といった批判が寄せられたのは、10月5日の情報番組「めざまし8」（フジテレビ系）。元NHK政治記者でジャーナリストの岩田明子氏が出演し、政府や首相官邸を引き合いに出して10月2日に行われたジャニーズ事務所の会見を猛批判。あらかじめ、質問させないようにする「指名NGリスト」を作成していたことについて、こう述べた。
「今回の会見は非常に重大で、膿を出しきるための会見だったわけですから、公明正大であるという前提は当然のことですよね。よく政府でも記者会見やりますけど、想定問答作るわけですね。更問いってのもたくさん作るわけです。更問いがあった場合と、それから聞かれたくない、不都合なことを聞かれた場合っていうのも一生懸命作るわけですよ」
そのうえで岩田氏は「NGリスト」の作成などではなく、「困る質問にどう答えるか」にエネルギーを割くべきだと主張し、「力を入れるポイントがズレている」と批判した。その後、2時間の会見では不十分という意見が出ると、岩田氏は再び政治を例に出してこう語った。
「時間がない場合は、首相官邸の例で言いますと、質問できなかった人から、後から質問を取り寄せてですね、『書面でお答えします』ということもやってるんですね。今回ジャニーズ事務所もそういうことできたと思うんですね。そういうこともやってほしいと思います。時間は限られてますからね」
ジャニーズ事務所の対応が首相官邸よりも劣っているとする岩田氏の意見に、SNSでは《デマを流すな。ジャニーズも質問を受け付けている》《政府の会見でも更問い禁止はザラにある》《記者クラブしか入れない政府の会見のほうが閉鎖的》といったコメントがアップされていた。
「2日の会見では、最後に司会の男性が『質問がありましたら事務所までお問い合わせいただきたい』と説明しています。実際、鈴木エイト氏ら、会見で指名されなかったジャーナリストは個別にジャニーズ事務所に問い合わせていることをSNSで発信しています。ジャニーズ事務所が会見を打ち切り、質問も受け付けていないという岩田氏の主張はミスリードと言えるでしょう」（メディア誌ライター）
3回目の会見はいつ開かれるのか。次回は円滑な進行を期待したい。
