100円ショップに行くと、どんな人も気前がよくなり「一つぐらい、よけいに買っておくか」と思ってしまうもの。それで、未開封新品の100均商品が、いつのまにか我が家にあふれてしまう─。
「そのまま捨てるぐらいなら、売ったほうがいい」
と言うのは、フリマサイト「メルカリ」に詳しいライター。続けてこう話す。
「メルカリの最低価格は送料込み300円です。つまり、100円で買ったものが、倍以上の値段で売れるというわけです」
現にメルカリを探してみると、100均グッズが次々と出てくる。例えば、スマホの「液晶保護フィルム」が1枚300円。中には2枚で980円でも売り切れている。他にも「ネイルアート用シール」や「収納ケース」、「パスワード管理帳」など、100均商品が軒並み、倍以上の値段で売られているのだ。
それにしても、100円の品物を倍以上の値段で誰が買い求めるのか。
「考えられるのは、100円ショップが近くにない人。もう一つは、メディアで取り上げられて店頭で品薄になってしまった商品を買い求めている場合があります」(前出・ライター)
ただし、実際に売る時には注意が必要だという。
「説明で100均グッズと表明することです。でないと、親の仇とばかりに『100円の商品を300円で転売するな』と袋叩きにされます」(前出・ライター)
100均長者になるには正直さが必要なのだ。