エ軍残留か移籍か…大谷翔平「チーム再合流」のロッカールームに示す“決意”

 大谷翔平が9月30日(日本時間、以下同)のアスレチックス戦で、チームに再合流するという。術後の経過報告を兼ねた陣中見舞いといったところだが、なんとも意味深な訪問となりそうだ。

「26日のレンジャーズ戦が始まる前、フィル・ネビン監督が記者団に大谷来場の予定日を『今週末』と明かしたんです。同日から本拠地での連戦が始まるので、メディア側も姿を現すのではないかと予想していました」(現地記者)

 だが、新たな事実も判明している。本拠地・エンゼルスタジアムのロッカールームだが、大谷のロッカーはすでに“カラ”になっている。球場スタッフらの話によれば、

「17、18日のタイガース戦中、大谷は球場に来て私物などをまとめていた」

 とのことだ。

 大谷が負傷者リスト入りしたのは17日だから、その翌日も球場に来たことになる。

「18日も選手たちと談笑していたそうです」(前出・記者)

 メジャーリーガーが「ロッカールームを片付ける」行動には、いくつかの意味がある。トレード移籍、マイナー降格、退団などでチームを離れる場合のほか、シーズン終了とともに、いったんカラにしなければならない。負傷者リスト入りして今季は試合に出ない大谷の場合はそのどちらなのかと聞くと、「シーズン終了の間際なので、読みにくい。どちらとも解釈できる」(前出・記者)とのことだ。

 米メディアの大方の予想ではエンゼルス退団だが、知り合いの米国人ライターはこう言う。

「大谷が現在の住宅環境を気に入っているようなんだ。だからといって、エンゼルス残留とはならないと思うが、東海岸のチームに移籍しても、アパート契約は続けるのではないか」

 大谷は私生活を明かそうとしない。だが、日本のお笑い番組のブルーレイを見ていることは話していた。携帯用の再生機を持っていて、遠征に向かう際の飛行機内でも日本のお笑い番組を満喫していたそうだ。

「エンゼルスナインも大谷がフリーエージェントになることを覚悟しているようだ。30日の球場訪問はお別れの挨拶になりそう」(前出・ライター)

 大谷がロッカールームから持ち運んだ荷物も、お笑い番組のブルーレイ? 

(飯山満/スポーツライター)

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