9月15日、アレ(セ・リーグ優勝)を決めた阪神タイガーズ。試合後のインタビューで、岡田彰布監督は「アレは達成しましたけど、次のステージですね」と前置きして、ポストシーズンに向けてこう語った。
「日本で最後まで試合できるように、アレを決めたのは優勝までだったんでね。日本一は決めてないんですよ、言葉をね。だからもし何かいい言葉があったら教えてほしいと思いますね」
開幕前から「優勝」の2文字を封印してきた阪神タイガース。気になるのは「日本一」を何と表現するのか。岡田監督は「決めていない」と未定であることを明かしていた。これに《あれ? ますだおかだの増田はウソついた?》《あちらはデマだったのか》といった反応が寄せられていた。
実はこの日、阪神ファンと知られるお笑いコンビ・ますだおかだの増田英彦がTBS系「ゴゴスマ〜GO GO!smile〜」に電話出演。昨年末に岡田監督と話した際、
「年末に岡田監督に直接聞いたのが、優勝を“アレ”と言うのであれば、優勝の向こうに日本一ってありますよね、と。日本一は何て言うんですか?と聞いたら、岡田監督は『アチラやね』と。アレの向こうのアチラも目指しますから」
これにMCの石井亮次アナが「なるほど、それをシーズン前のインタビューで岡田監督から聞き出したんですか?」と尋ねると、増田は「聞きました」と即答。「最初はアレの向こうは“コレ”って言うたんですけど、『岡田さん、コレはアレよりも手前にあります』言うたら、岡田さんは『アチラやね』」と続けた。増田と岡田監督のやり取りに、石井アナは「いいコンビ。さすが、ますだ“岡田”」と評していたが…。
「なぜ阪神は優勝を“アレ”と呼んでいたのか、そして岡田監督の采配の秘密とは…。増田さんの解説はとてもわかりやすく阪神の強さを伝えていました。さらに『日本一はアチラ』という極秘情報も紹介してくれたのですが、くしくもその夜の優勝インタビューで岡田監督は日本一の呼び方について『決めていない』とコメント。岡田監督が“アチラ”を忘れていたのかもしれませんが、このままでは増田さんが嘘つき呼ばわりされかねないので、早く日本一をアチラとアナウンスしてほしいところです」(メディア誌ライター)
増田の解説が素晴らしい内容だっただけに、「アチラ」の呼称で疑惑が生じなければいいのだが…。