宮根誠司「コロナも落ち着きましたし」、裏で「ゴゴスマ」が“感染最多”報道

 新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」に位置付けられたのは5月8日。それから4カ月が経ち、全国各地で新規感染者が5類移行後“最多”を更新している。

 そんな中、9月6日放送の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)では東京・墨田区の堅川親水公園から中継。河内音頭大盆踊りの会場となっており、名物の「生演奏」などの準備の様子を伝え、リポーターは「心配されるのはお天気なんですが、ここの会場、高速道路の下、高架下で行われるので今のところ雨天決行ということなのですが」と説明し、「4年ぶりの開催なのでお天気もつといいな」という主催者の声を伝えた。これに番組司会の宮根誠司は「ね~、ちょっとコロナも落ち着きましたし」と述べて、「錦糸町で河内音頭があるっていうのは初めて知りました」と反応していた。

 宮根の「コロナ落ち着いた」という発言に、SNSでは《どこが落ち着いてんの?》《感染爆発の真っ最中ですが》《宮根は感染者数知らんのか》といったツッコミが殺到していた。

 くしくもその裏でオンエアされていたTBS系「ゴゴスマ~GO GO Smile!~」が伝えたのは新型コロナの感染状況。「注意 感染者5類移行後最多」のテロップのもと、神奈川県内では学級閉鎖が相次いでいることを伝え、コロナ感染症の発生状況のグラフを紹介。定点あたりの報告数では、8月21日からの1週間で9万3792人にのぼり、石井亮次アナはグラフを示して「増え方を見ていただきたいんですが、(5類に移行した)5月にくらべて、10倍くらいになっているというイメージです」と述べて、出演者に周囲の感染状況について尋ねていた。

「『ゴゴスマ』では感染者増加の理由について、医師が新しい変異株について解説。エリスと呼ばれるEG.5が多くの割合を占めているとしながらも、『あらゆる感染症が増えている』と警鐘を鳴らし、今後、冬に向けてさらなる変異株が日本国内で流行する可能性について触れていました。さらに、30代から50代の女性に後遺症を訴えるケースが多いことも紹介していたことから、視聴者からは《やっぱり気をつけないと…》《免疫つけなきゃ》といった反応が寄せられていました」(メディア誌ライター)

 日々、視聴率競争を繰り広げる「ミヤネ屋」と「ゴゴスマ」。新型コロナについて対照的なスタンスが浮き彫りとなったようだ。

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