8月18日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、ゲストの話に耳を傾けていた多くの視聴者たちが、なぜか一斉に不快な気持ちになったのだとか。
番組で取り上げられたのは、ちょうどこの日に容疑者が逮捕された茨城県常磐道の「あおり運転傷害事件」。被害者が高速道路であおられ無理やり停車させられると、下車してきた容疑者が「殺すぞ」と威嚇しながら被害者の車に近づき、開けた窓から何度も殴打するという衝撃の内容。そして、その様子を同伴していた女性が撮影し続ける異様な光景が多くの人たちを震撼させたばかり。
そんな中、この話題について独特の持論を展開したのがタレントの武田鉄矢。
「車を運転する人には他人事とは思えないひどい事件。ゲストの武田さんは加害者に『高速道路の霊』や『動物霊』がついていると考えて、自分の命を守る行動をとったほうがいいと語りました。一瞬、突拍子もない話が始まったと視聴者も身構えたようですが、その後、『道』という漢字の成り立ちを語ったり、加害者には何かが憑依しているようなもので、妖怪と同じだから窓なんかは絶対に開けちゃダメと力説。つまり、相手は人間の常識が通用する状態ではないという意味なんでしょうね。最初はちんぷんかんぷんだった視聴者もその深意が伝わると、《いいこと言う》《非科学的だけど説得力ある》《妖怪に例えるのはわかりやすい》と共感の声が集まりました」(女性誌ライター)
その一方で、批判が相次いでしまったのが武田の話が始まると同時に笑いが止まらなくなった番組アシスタントの久代萌美アナだ。途中、MCの東野幸治から「ツボに入った」などとフォローされるも、武田が話していた約7分もの間、久代アナはヘラヘラ笑いを続けていたのだ。
「武田さんがあおり運転を“霊”に例えて話したのがよっぽどくだらなく感じたのでしょうか。よく聞けば意味はわかるのに、久代アナは『どういうことなんだろう』とまったく理解できていない様子でした。武田さんからも『お嬢さんは笑うけど』とツッコまれていましたが、それでも何分も続くせせら笑いにSNS上のコメントは《久代アナがふざけすぎててイラっときた》《ゲストが話してるのに失礼すぎない?》《例えはヘンだけどこの話が理解できないって大丈夫?》《武田鉄矢を完全にバカにしてるよね》と総批判ですね」(前出・女性誌ライター)
また番組中、松本人志から「合コン行きまくってる」とバラされると、久代アナは松本に向かって「ほんとに嫌い。干されればいいのに」とまさかの暴言。そんな大御所にも臆さないところが面白いと持ち上げる関係者もいるようだが、先行きが心配になってくる。
(小机かをる)