さて、春ドラマ「あなたがしてくれなくても」(フジテレビ系)で、夫とのベッドシーンでアンダーウエア姿になり、形のいい豊かなぷりぷりバストが評判だった田中みな実(36)。
「トレーニングや美容法にストイックにこだわっているだけあり、30代とは思えないプロポーションはベッドシーンでより際立っていた。自信があるからこそ思い切って演じられ、心に迫る艶気を感じましたね」
丸山氏がこう賛辞を送るように、もはやフリーアナの後輩たちの露出バトルを後目に、次のステージを目指しているようだ。
8月5日のTBSラジオ「田中みな実 あったかタイム」に、TBSの先輩でフリーアナの堀井美香をゲストに招いた際、冒頭で肩書きの話になった。
「もうお仕事は女優さんですもんね」と、聞かれた田中は「そうです」と、自信を持って答えていた。そして、以前も堀井と同じような話をしていたことを思い出しながら、こう続けた。
「前回はまだ私の中で気持ち的に『俳優』と名乗るのも恥ずかしいんです、みたいな話をしていたんですけど、でも『女優』としっかり名乗っていきたいと思います」
23年だけで、すでに映画、ドラマ合わせて4本に出演。特に「悪女について」(NHK BS4K)では主演を任され、堂々の女優宣言となった。
一方、バラエティー番組「あざとくて何が悪いの?」(テレ朝系)は、9月いっぱいで卒業が発表され、地上波で唯一のレギュラーが消滅。今後は女優業を軸にする覚悟の表れでもある。
「24年のNHK大河ドラマ『光る君へ』の出演も内定と報じられていますが、先頃、本人が自身のラジオ番組で『デマ』だと否定。事務所側に聞いても出ないと言われたそうで、田中は『大河も朝ドラもお話は来ておりません。今からでも間に合いそうな役があればオファーをいただければ』と、猛アピールしていました」(芸能記者)
それでも、すでに実績は十分。いつ出演しても誰も疑問に思わないだろう。
放送中の長崎県の五島列島を舞台にした連ドラ「ばらかもん」(フジ系)では、看護師のシングルマザー・久保田育江を演じているのだが‥‥。芸能記者が当初の評判について話す。
「田中の役は原作ではチョイ役なんです。ところがドラマでは登場する機会を増やしたり、時には恋愛も匂わせる脚本になっていて、原作ファンの評判があまりよくなかったんです」
それを実力で黙らせたのは、8月16日に放送された第6話でのこと。看護師の育江が、体調を悪くして寝込んでいる〝ヤスば〟こと野村ヤス(鷲尾真知子)の看護をしていたが、病気で亡くなってしまう。
島民と一緒に葬式をして、最後に霊柩車で送り出す場面で、これまで気丈に振る舞っていた育江だったが、抑えていた感情が爆発。
「ばあちゃん、いやよ〜」
号泣しながら霊柩車を追いかけ、道路にうずくまる場面が視聴者のハートを掴んだのだ。ただ、田中のすごさはそれだけではない。
「追いかけて走る際に、わずか10秒間で20回以上も豊かな胸がユサユサと縦揺れしたんです。こっちは感情がグチャグチャになりましたよ」(芸能記者)
どんな場面でも艶技で魅了してしまう、田中ならではの迫真のシーンだった。
そんな先輩と同じ路線を森も目指しているようで、
「テレ東を退職する時は、インフルエンサーになると報じられましたが、森はそんなことは一言も言ってないんです。インフルエンサーが集まる事務所に所属しただけで、本人はテレビに出たがっている。最近は芝居に興味を持っていることを周囲にアピールし、ドラマやミュージカルを見て勉強中なんです」(芸能プロ関係者)
そんな森は8月19日放送の「ギフテッド」(フジ系)第2話でドラマ初出演を飾った。対して鷲見も2年前には、ドラマ「アプリで恋する20の条件」(日テレ系)でキスシーンを演じたことがあり、「豊満ビッグ3」のお色気合戦は、グラビアから濡れ場へと戦いの舞台を移していく─。
*週刊アサヒ芸能8月31日号掲載