元テレビ朝日社員の玉川徹氏が8月24日、コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」（同局系）に出演。前日23日に行われた「第105回全国高等学校野球選手権記念大会」の決勝で、慶応高校（神奈川）に敗れた仙台育英高校（宮城）を擁護した。
107年ぶり2度目の優勝を果たした慶応高校。決勝戦までの激闘を制した選手らの活躍が評価される一方、慶応応援団のマナーが問題視されていた。決勝戦では慶応の生徒やOBらの大応援団が応援席のスタンドを埋め尽くし、大声援を送った。通常、相手の攻撃中の応援は控えるのがマナーとされるが、慶応応援団は仙台育英の選手がアウトになると大歓声を上げていた。
番組でも、キャスターを務めるキャスターの羽鳥慎一が「応援がすごかった」と振り返り、玉川氏にも意見を求めた。玉川氏は「監督・選手、両校の。素晴らしいですよね」と讃えた後、「ただ、ただですね」と声を大きくし、「慶応高校の選手は仙台育英の選手と戦っていた。だけど、仙台育英の選手はスタンドとも戦わなければいけなかったのではないか、という感じがします。これは、仙台育英を応援していた私として、ちょっとフェアじゃないと感じざるを得ない」と持論を展開。さらに「だけど、絶対に言わないです。仙台育英の選手も監督も。そんなことは言わない。言わないけど、だから、代わりに僕が言います」と代弁した。
玉川氏は同番組の8月22日の放送回でも〝慶応びいき〟の番組構成を批判。この日は準決勝を特集したが、仙台育英と比べて慶応を扱う時間が長く、玉川氏は「慶応びいきの、この世論の雰囲気！」と不満をぶつけた。
「玉川氏は宮城県出身。地元の仙台育英を応援するのは当然のこと。2022年の前回大会で東北勢として仙台育英が初優勝したときは、同番組で玉川氏は『東北が今まで抱えていた鬱屈を彼らが晴らしてくれた』『東北出身者じゃないと、この重みは絶対わからない』などと熱弁しています。辛口コメンテーターとして知られる玉川氏が〝東北愛〟を熱く語ったことで、視聴者からも驚きの声が上がっていました」（スポーツ紙・芸能部記者）
今回は大応援に負けてしまったか。
（石田英明）
