愛媛ダイハツ販売の公式X(旧Twitter)が店舗前に植えられた街路樹を称える投稿を行い、ネット上ではビッグモーターを煽っているのではないかと大きな話題になっている。すでにこの投稿は削除されているが、果たしてどんな意図があったのだろうか?
同アカウントは7月28日、愛媛ダイハツ四国中央店のお庭紹介と題して、店舗の前に大きくそびえ立った街路樹を写真付きで紹介。「季節ごとに顔を変え、落ち葉で大変な時もありますが、見ていて癒されます」とし、この街路樹とダイハツの看板を目印に「お立ち寄りください」と呼びかけたのだった。一見、なんの変哲もない投稿のようにも思えるが、タイミングがタイミングだけにネット上ではビッグモーターを意識した投稿ではないかと邪推する声が相次いだのだった。
ビッグモーターでは、展示している中古車が道路から見えるように意図的に店舗前の街路樹を伐採したり、除草剤で枯らしているのではないかという疑惑が持ち上がっており、7月28日に「除草剤等による影響で、枯れた可能性が高い」と認めるコメントを公式ホームページに掲載したばかりだった。それだけに青々と茂った街路樹の写真を掲載した愛媛ダイハツ販売には《皮肉の効きまくった煽りがたまらない》などの声が数多く寄せられている。
「指摘を受けたのか、愛媛ダイハツ販売は街路樹を紹介した投稿を31日までに削除しています。ただ、これまでも同アカウントでは各店の花壇の花や店舗近くの自然の風景などを紹介しているので、決して意図的にビッグモーターを煽ったわけではないと思われます。ただ店舗前の街路樹が綺麗だったから投稿したら、ビッグモーターのおかげで愛媛ダイハツ販売の評判が上がるという現象が起きてしまったのです」(フリージャーナリスト)
ビッグモーターのおかげで店舗前に街路樹がちゃんと生えているだけで、自動車販売店は評価されるようになってしまった。
(小林洋三)
*写真はイメージです