携帯買取ショップがまさかの“消しゴムマジック” 買取価格を下げた悪質方法とは

 昨今の物価高騰を受けて、リサイクルショップや買取専門店の需要が増加している。使わなくなった洋服や家具、家電、貴金属、スマートフォンなど、買取可能な商品は幅広く、今では全国各地に出店が広がっている。

 そんな中、都内のある携帯買取ショップがネット上で物議を醸している。この店はアップルのiPhoneやアンドロイド機種を始め、タブレット、Wi-Fiルーター、家電製品など様々な商品を幅広く買取しているが、あるXユーザーが「Pixel 7a」を売却しようと訪れた際に、トラブルが発生したというのだ。

 そのユーザーは、自身のXに「女店員 いきなりpixelの箱、全部消しゴムでゴシゴシし始めて!?となったらここ剥がれてるから減額マイナス2000円ですってヒドイ…どこクレーム言えばいいのこれ」と投稿。箱の汚れを理由に減額されたと訴えている。

 納得がいかなかったそのユーザーは、電話で店にクレームを入れたというが、外国人から折り返し電話がかかってきて、「元から文字は消えていた。私は店員を信じる」と言われたとか。結局、店から“出禁”を通達されたといい、「文字があった証拠写真出せ あったら弁償しますって言われたけど普通に考えて撮らない…」と、泣き寝入りしているという。

 家電ライターが語る。

「通常、外箱の汚れ程度でそこまで減額されることはまずありません。中には箱や付属品がなくても本体が綺麗であれば満額で買い取ってくれる店もあります。Xのコメント欄には、この店に郵送でiPhoneの新品開封品を送ったものの、傷があるため中古扱いされたという人や、未開封の新品を確認のため開封され、『開封済みだから値が下がります』と言われた人など、次々に書き込み報告されており、炎上に拍車がかかっています」

 ネット上では「これがGoogleの消しゴムマジックか?」などと冗談めかす声も上がっているが、意図的に減額された本人も苦笑いするしかないだろう。

 これが事実であれば、ゴルフボールで車体に傷をつけて損傷を酷くした「ビックモーター」的な悪質手口とも言え、呆れる声が広がっている。

(ケン高田)

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