今やチャンネル登録者数379万人を誇り、YouTube「エガちゃんねる」で大暴れしているのは、お笑い芸人の江頭2:50だ。
チェーン店のカレーや、コンビニパン、カップ麺などを忖度なしで食レポする姿や、女性フードファイターに大食い勝負を挑むなど、なんでもありな企画が視聴者に大ウケしており、投稿する動画は、毎回数百万再生を超える人気ぶりだ。
そんな江頭が6月20日、自身のYouTubeチャンネルの中で深々と頭を下げていた。いったい何があったのか。
「江頭は以前、親友のYouTubeチームと沖縄・久米島で52キロものキハダマグロを釣った動画を公開していました。そして、そのマグロを視聴者に無料で食べてもらうというイベントを計画していたんです。ところが、釣ったマグロを冷凍保存するのは素人には非常に難しく、視聴者に提供することができなくなってしまい、今回の謝罪に至ったようです。江頭は『すいませんでした！』と頭を下げていましたね」（YouTubeライター）
とはいえ、謝罪しただけでは終わらなかった。動画では、江頭が釣ったマグロではないものの、別の久米島のキハダマグロを振る舞うことで「エガちゃんねるマグロ祭り」を行うことを発表したのだ。
この対応に視聴者からは、《無料なんだから、わざわざ謝ることじゃないのに…エガちゃんたちの対応が素晴らしすぎて泣くわ》《こうやってファンに向き合ってくれる姿勢が何よりも嬉しい》《マグロのブロック買ってきて振る舞えばバレないのに正直に現状を伝えて謝罪するところが番組の良い所》など、3000件近いコメントが寄せられた。
ところが、話はこれで終わらなかった。マグロ祭りは実際に25日に東京・築地で開催されたのだが、このイベントをめぐってまたも江頭は頭を下げることになったのだ。
「イベントは朝7時から並んだ人に整理券を渡す、という告知がなされていたのですが、当日は6時過ぎから集まる人がいて、結局、7時前には800人もの人であふれてしまった。この人たちにスタッフが整理券を渡したため、ルールを守って7時に来た人たちがイベントに参加できなくなってしまったんです。江頭はこの件で急きょその日のうちに謝罪動画を作成し、何度も頭を下げていました。結果的に1週間で2回連続で謝罪したことになります。また、反省を込めて動画を1週間お休みするという『自主謹慎』も発表していましたね」（前出・ライター）
もっとも、この謝罪に関しても視聴者は《誠意をこめて素直に謝罪できるところは人として素敵》《しっかり反省して今後よりいい動画を投稿していこうという姿勢好き》など、おおむね好意的に受け止めたようだ。
テレビから消えた時期はあったものの、無事YouTuberとして大復活を遂げた江頭2:50。体を張った企画で見せる相変わらずのポテンシャルに加え、時折り見せる今回のような誠実な彼の性格が、成功の秘訣なのだろう。
（佐藤ちひろ）
