和久田麻由子“早期復帰”の裏にライバルの影/人気女子アナ「犬猿」バトル(3)

 日本テレビの犬猿バトル事情について、芸能評論家の三杉武氏が解説する。

「10年に元アナの木村優子さん(62)が編成局アナウンス部長に就任していた頃など、日テレの伝統で部下への教育が厳しかった。そのため、上司は共通の敵とばかりに、部下が一枚岩で結束しやすかったんです」

 さらに、風通しをよくするため、水卜麻美アナ(36)が「水卜会」ならぬ食事会を開いてガス抜きに努め、職場の雰囲気は一変したという。が、ここにきて「ポスト水卜」を巡って一段と騒がしくなってきた。

「これまで『スッキリ』の進行役を務めていた岩田絵里奈アナ(27)が後継者で本決まりと思われていましたが『ZIP!』に出演中の畑下由佳アナ(31)の評価がうなぎ登りなんです。入社前に『週刊朝日』の表紙を飾り、美貌とスタイルは女子アナ界でもトップクラス。ただ、自己アピールをしない堅実タイプで目立たなかった。しかし、報道局の近野宏明キャスター(50)らの覚えもめでたく、水卜アナが電撃婚した際、社内で最初に報告したのも畑下アナ。これには〝蜜月関係〟と言われていた岩田アナも愕然としていたそうです」(日テレ関係者)

 この先「ポスト水卜」を巡って、反目した2人が波乱を巻き起こすことになるのか。

 一方、NHKにも独特の社風があると、先の三杉氏がこう話す。

「若手時代は地方局で働くので、同期や近い年齢のアナウンサーとかぶることが少なく、犬猿となるほどの関係にもなりにくい。組織も大きくて待遇もいいから、いざこざよりも、社内恋愛や不貞に走ってしまう傾向があります」

 そんな中でもライバル関係と見られていたのが、和久田麻由子アナ(34)と桑子真帆アナ(36)。

「19年に2人で鈴木奈穂子アナ(41)の自宅を訪ねる様子が『FRIDAY』に撮られています。和気あいあいとした様子で、本当に不仲だったらプライベートで会うことはありません」(三杉氏)

 実情は違った。むしろ、和久田にとって強力なライバルが出現。矛先は次期エース候補に向けられていた。NHK関係者が声を潜めてこう語る。

「4月から『ニュースウオッチ9』のキャスターに起用された林田理沙アナ(33)に闘志を燃やしています。和久田アナの育休中にエース候補に急浮上。それもあって、予定を繰り上げてスピード復帰し、『ニュース7』のキャスターを任されましたが、同じ看板番組でも、局内では『ニュースウオッチ9』の方が格上扱いなんです。年末の『紅白歌合戦』の司会争いでも一歩リードされていると、焦りを感じているようです」

 テレビやSNSで見せる笑顔の裏に、日夜、激しい女子アナ闘争が繰り広げられているのだ。

*週刊アサヒ芸能6月29日号掲載

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