鈴木宗男も激怒、東京新聞・望月衣塑子記者がラジオ番組をドタキャンしていた

 入管難民法改正案の採決をめぐって、れいわ新選組の山本太郎代表の暴力行為で負傷者が出るなど、大荒れとなった6月8日の参院法務委員会。日本維新の会の鈴木宗男参院議員が怒りの矛先を向けたのは、東京新聞の望月衣塑子記者だった。
 
 鈴木宗男議員は「傍聴に来た国会議員は発言してはいけません」と基本ルールを説明し、立憲民主党、共産党の議員が声を出していたことを指摘。さらに「ひとつ許せないのは向こうにいたピンクのシャツ着た…。事務局に聞いたら東京新聞の望月という記者だそうですけども、彼女が何回も発言しましたね。皆さんも聞いてたでしょう。あってはならんことですよ」と声を荒らげ、「取材としてのルール、しっかり守るべくですね、私は正してもらいたい」と厳重注意を呼び掛けた。

 この動画が拡散されると、ネット上では《新聞記者が国会でヤジはまずい》《東京新聞は出禁が相当》《もはや活動家レベル》といった批判が殺到。問題となった参院法務委員会が開催されたのは午前中だったが、午後になって《望月さん大丈夫か?》《拘束された?》という心配する声も見られた。その理由は出演予定だったラジオ番組のドタキャンにあった。

「望月さんは文化放送の『大竹まこと ゴールデンラジオ!』の月1レギュラー。この日、午後3時過ぎに始まる『紳士交遊録』のコーナーで、ニュース解説を行う予定でしたが、これをドタキャンした様子。砂山圭太郎アナウンサーは『連絡が取れないという状態』と説明し、急遽、リスナーからのメールを読み上げるコーナーに差し替えられました。大竹まことさんと光浦靖子さんが英語の発声法や料理についてトークを広げてつないでいたものの、結局、最後まで出演することはなく、コーナーの終わりでは大竹さんが『望月さんは?』と尋ね、光浦さんも『望月さん来なかったじゃ〜ん』と残念そうに話していました。法務委員会でのゴタゴタでラジオ出演どころではなかったかもしれませんが、連絡がつかないというのはスタッフ泣かせ。せめて番組側に出演できない旨を伝えるべきでしたね」(メディア誌ライター)

 かつては当時官房長官だった菅義偉元総理との“舌戦”で存在感を示した望月記者。国会に続いてラジオ局も「出禁」という事態にならなければいいのだが…。

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