ロシア版マクドナルドが開業1年「丸パクリバーガー」の評判は上々だった!

 昨年3月、ウクライナへの軍事侵攻に対する抗議としてロシア国内の約850店舗の営業を停止、5月には現地から完全撤退したマクドナルド。その後、6月には店舗施設を居抜きで利用する形でロシア資本のファストフードチェーン「フクースナ・イ・トーチカ」がオープンし、6月12日で開業から丸1年を迎える。

 当初は世界中から「劣化版マック」などと揶揄されていたが、ロシア人たちは自国資本となったこの新たなファストフードをどう思っているのか。

 ロシアのレビューサイトをチェックしてみると、《商品名は変わったがメニュー構成は同じ。味も特段変わった感じはしない》《マクドナルドのバーガーやポテトと言われて出されても疑問には感じない》と決して評価は悪くない。

「店はマクドナルドで働いていたスタッフたちが同じ設備で調理しています。違いは原材料の仕入れルートくらいですが、レシピは良くも悪くも丸パクリなので味を変えるほうが難しい。ただし、店舗数が多いので原材料の大量仕入れが必要となり品質にバラつきが出ているようで、現地サイトでは《パティ(肉)に少し違和感がある》といったコメントも見かけます」(フードジャーナリスト)

 ちなみにロシアではKFCは「ロスティクス」、スターバックスは「スターズ・コーヒ−」とそれぞれ撤退後にロシア資本の後継チェーンに生まれ変わったが、こちらについても大きく評価を下げたわけではない。

「こちらもフクースナ・イ・トーチカ同様、評判はまずまずといったところです。ただ、今のほうが美味しい、といった声はさすがになかったですね。あと、客入りに関しては各チェーンとも《前のほうが混んでいた》といった書き込みも目立ちました。ブランド力という点では確実に劣るため、それで客離れが起きたのかもしれません」(前出・ジャーナリスト)

 戦争の影響とはいえ、はからずも自国民の食の一端を担うことになった後継チェーン。開業から1年が経ち、味もたたずまいもなんとか街に溶け込んでいるようだ。

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