米ツイッターは4月20日に非課金の旧認証バッジを削除したが、一部のアカウントで削除されたはずのバッジが復活していることが分かった。この件についてイーロン・マスクCEOは、「いくつかのアカウントについては私が個人的に(認証バッジの代金を)支払っている」と説明しているが、《えこひいきだ!》と批判の声が殺到している。
「ツイッターは月額8ドル(日本では月額980円)のサブスクプラン『Twitter Blue』を導入したことで、有料会員にのみ認証バッジを付与する方針を明らかにし、20日から無料で配布していた旧認証バッジの削除が始まったのですが、翌日には早くも削除されたはずのバッジが復活しているといった報告が相次いだのです。作家のスティーブン・キング氏も『私のアカウントはTwitter Blueに加入しているというが、そんなことはない』とバッジ復活に戸惑いのツイートをしていますが、これに対してマスク氏は『ナマステ、どういたしまして』と、代金を肩代わりしているとも取れる返信をしています」(ITライター)
バッジの復活は日本でも報告され、さまぁ~ず三村マサカズやタレントの藤田ニコルなども認証バッジが復活していることを報告している。バッジが復活する基準は100万人以上のフォロワーがいるアカウントが対象になっているとみられているが、いまだに復活の基準や復活させた理由などは明らかにされていない。
「ツイッターはコロコロと方針が変わり、かなり迷走しているように感じますね。認証バッジを削除した翌日に復活させるというのはとても会社の方針とは思えませんし、マスク氏に振り回されているという印象が拭えません。なりすまし行為がますます増える可能性もあり、さらにツイッターが荒れるかもしれません」(フリージャーナリスト)
いったいマスク氏は何がしたいのだろうか…。
(小林洋三)