第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝、日本・イタリア戦が3月16日に行われる。15日、両チームは東京ドームで前日練習を行ったが、その模様を伝えた「ミヤネ屋」(読売テレビ)にツッコミの声が続々と寄せられている。
この日、「対戦相手・イタリアが練習を公開」「そこには驚きの光景が」というナレーションのもと、東京ドームで練習を行うイタリア代表メンバーの映像を紹介。ある選手は片手で2つの野球ボールで器用にお手玉。別の選手は両手で3つのボールを操る「3ボールシャワー」をグラウンド内で披露していた。続いて映し出されたのは楕円形のボールでキャッチボールを行う選手。画面には「ラグビーボール」というテロップが表示され、ナレーターも「まさか、まさか、投げているのはラグビーボール」と伝えていた。
VTRが終わり、スタジオでは司会の宮根誠司が野球解説者の赤星憲広氏に「赤星さん、負けたら終わりなんですけど、イタリア相当リラックスしてますね」と話を振る。赤星氏は「リラックスというか、まあ、ああいう練習方法を取り入れているんじゃないですかね? ラグビーボールとかね、普段から。お手玉もやってるんじゃないですか、普段から」とコメントしていたが…。
「目の肥えた野球ファンはすぐに間違いを指摘。番組ではラグビーボールと紹介されていましたが、ボールの先端が鋭角で、明らかにアメフトのボールだったことから、SNSでは《そのボールはアメフトのボールですよ》《アメフトでしょ?訂正してほしい》といった声が殺到。たしかに、ラグビーボールだと、映像のように前にまっすぐ投げるのは難しいかもしれませんし、日本の球界でも、アメフト型のボールを取り入れた練習方法は浸透しています。また、日本代表に選出されたヌートバー選手が高校時代、アメフトと野球の二刀流だったのは有名な話。スタジオには赤星さんの他、元日本代表のG.G.佐藤さんも出演していましたが、『ラグビーボール』という紹介のされ方についてはスルー。番組内で誰かが指摘しても良かったかもしれません」(テレビ誌ライター)
ラグビーのルールでは、前にボールを投げると「スローフォワード」という反則を取られるが、果たしてイタリア代表の選手たちが投げていたのは…。真相解明が待たれる。