LCC潰し? JALとANAが超激安運賃で航空券を販売!

 今年、創立70周年を迎えるANA。それを記念して28日と3月1日の2日間限定で、4月4日〜5月末(※4月29日〜5月7日を除く)搭乗分の国内線全路線を対象に平日出発便が片道7000円、土日は1万円で発売する。

 一方、これに対して後出しでさらなる激安キャンペーンを発表したのがJAL。3月9〜14日の6日間限定で販売される国内線運賃は全路線とも一律6600円で提供。キャンペーンの前半3日間に4月14日〜5月31日((※4月29〜30日、5月3〜7日は対象外)搭乗分、後半3日間で6月搭乗分が発売される。

 ここまでの大幅割引はキャンペーンでも異例のこと。LCC(格安航空会社)並みの運賃で、ネット上では《LCC潰し》なんて書き込みも散見される。

「ジェットスター・ジャパンはJAL、ピーチはANAのグループ会社で、さすがにLCC潰しが目的ではありません。ただし、『スカイマーク』や『エア・ドゥ』『ソラシドエア』などのMCC(ミドル・コスト・キャリア)と呼ばれる中堅航空会社には大打撃。4〜6月の利用客がJALとANAに流れることが予想されます」(旅行ライター・高島昌俊氏)

 とはいえ、利用する側にとっては朗報。東京〜沖縄や福岡、札幌のような長距離路線も激安運賃になるのはありがたい。しかし、両社とも席数に限りがあるので、争奪戦が繰り広げられるのは確実だ。

「発売開始日は航空会社のサイトにつながりにくくなることが予想されます。早い者勝ちのため、発売開始日の深夜0時に即予約するのがベスト。あと、人気路線から売り切れることが予想されるため、そうした路線をあえて避ければ激安チケットが確保できる可能性がさらに高くなります」(前出・高島氏)

 また、4月以降も予算が残っている場合に限り、「全国旅行支援」が延長されることは決まったが、1日最大5000円割引となる航空券+ホテルのプランよりもお得だ。

「そもそも今回の割引航空券なら片道分だけで実質5000円以上の割引効果があるからです。一番賢い使い方は、航空券とホテルを別々に手配すること。航空券がGW中使えないのはネックですがJALなら5月1〜2日は利用可能。その日の搭乗便を購入すれば、連休中でも安く旅行できます」(前出・高島氏)

 割引航空券を使っての旅行を検討している方はぜひ参考に!

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