飲食店での迷惑行為を撮影したイタズラ動画が相次いでネット上に拡散されるなか、今度は福岡県北九州市を中心に60店舗を展開する「資さんうどん」で共用スプーンで天かすを頬張る動画が投稿され物議を醸している。こうした動画に対して各社は厳正に対処していくとしているが、迷惑行為をおこなった人物にはどのような罰が与えられるのだろうか。
「今回、新たに拡散している動画では、男性客がテーブルに設置されている無料の天かすを共用スプーンを使って口いっぱいに頬張り、カメラに向かって親指を立てています。これを受けて同うどん店を運営する資さんは2月1日、すでに警察に相談済みで、毅然とした対処をしていくことを宣言しています」（社会部記者）
また、翌2日に同社は迷惑行為の被害に遭ったことで、無料提供している天かすやとろろ昆布、つぼ漬けの容器の洗浄、消毒が完了したことも報告。客席での無料提供が不安な客には、天かすととろろ昆布は個包装したものを、つぼ漬けは皿に小分けしたものを提供するという。
「すでに同社は警察へ被害届を提出し、動画でも顔がしっかりと確認できるうえ、未成年ではないとの情報もあることから、近日中に威力業務妨害罪や器物損壊罪の疑いで書類送検、もしくは逮捕されると思われます。もし資さんが賠償請求をする場合は消毒や清掃、容器の買い替えなど、動画が拡散したことで対応にかかった費用などが請求され、数十万から数百万の支払いが求められる可能性があります。ただ、イタズラ動画の拡散による賠償請求額については数億から数十億といった指摘や、そこまでは請求できないといった見方など、基準がないため専門家によってまちまち。それだけに、今後は厳罰の明確化を求める動きが出てくるかもしれません」（社会部記者）
それにしても、いつになったらバカッターの出現は止まるのやら…。
（小林洋三）
