ナタデココの悪夢が影響?異常な「タピオカブーム」が急速にしぼむ根拠

 7月16日、PRカンパニーの「STARS」が、8月13日からの約1カ月間、原宿駅近くに、タピオカテーマパークの「東京タピオカランド」なるものをオープンすると発表。大手製薬会社の「ロート製薬」も23日にリップクリームで期間限定フレーバーの「タピオカミルクティー」を発売するなど、タピオカブームは収まる気配がない。
 
「ファミレスチェーンでも続々とタピオカメニューが登場しており、さらには本場・台湾からもチェーン店が次々進出し、現在はタピオカ自体の仕入れ値が高騰している有様です。特に台湾で加工されたものは人気が高く、1年前と比べて仕入れ値は3倍以上になっているといいます」(グルメライター)

 タピオカはSNS映えすることから10代〜20代の女性の間で爆発的な人気となっているが、写真を撮ったら半分以上残っていても捨ててしまう人も多く、大きな問題にもなっている。いったいこの異常な流行はいつまで続くのか…。
 
「タピオカは原価が非常に安く、1杯あたり50円程度で作れるため新規参入が相次いでいるのですが、ここに来ての高騰により、畳む寸前の店も増え始めているという。例えば製造工場を増やせばいいという話になりがちですが、かつてナタデココが大ブームした際、大量生産が可能な設備を整えた途端にブームが去り多くの経営者が大損したケースがあることから、どこも二の足を踏んでいる状態です。そうした背景もあって、高騰がさらに続けば客が離れる前に店が離れる可能性もあると思われます」(経済評論家)

 もって今年いっぱいか?

(小林洋三)

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