フリーザ軍団の他にも…箱根駅伝の沿道に現れる「名物キャラ」はこんなにいた

 今年で99回目を迎える箱根駅伝。来年からは全国の大学に予選会への門戸が開かれ、関東の大学のみで争われるのは今回が最後となる。ちなみに今大会は出場校関係者による応援は引き続き自粛が要請されているが、一般客に関しては3年ぶりに解除された。

 箱根駅伝といえば、コロナ禍前は沿道で個性的な格好やパフォーマンスで応援する人たちがテレビの映像でもたびたび捉えられていたが、なかでも有名なのは復路7区の神奈川県二宮町・押切坂付近に出没する通称「フリーザ軍団」だろう。
 
 アニメ「ドラゴンボール」の敵キャラ・フリーザのコスチュームをした一団で、その正体は地元出身の友人グループ。2010年に彼らの1人が仮装を始め、次第に人数が増えて現在の形になったようだ。
 
 しかし、箱根駅伝の名物キャラは彼らだけではない。このグループには鮭の切り身のカブリ物をした人や同じドラゴンボールに登場する「魔人ブウ」の格好も途中から合流。さらにフリーザの手下キャラ「ザーボン」に扮した美人コスプレイヤーが参加したり、なぜかドラえもんの「ジャイアン」や「トランプ元大統領」が一緒にいた年もあった。
 
 また、こうした沿道の隠れ名物キャラとしては、2日目の復路6区・函嶺洞門付近に現れるゆるキャラ「リラックマ」も忘れてはならない。しかも、その隣には「○○眼科」(※実際には実名)や「本人です」と書かれた謎ののぼりも。こちらもフリーザ同様、10年以上前から目撃されている。
 
「あと、18年には往路1区でフロント部分全面にアンパンマンの顔が描かれた車がタイミングよく隣の車道を走り、しばらく先頭集団と並走。中継映像に映り込み、ネット上でお祭り騒ぎとなりました。楽しみ方として邪道ですが沿道のコスプレ応援やこういうアクシデントを期待している人も少なくないようです」(陸上関係者)

 果たして今年は新キャラが登場するのか、目を凝らして観戦したい。

スポーツ