大河ドラマ主演・松本潤が「キムタク越えの偉業」を達成していた!

 18日放送の「鎌倉殿の13人」最終回で、異例となるひと足早い大河デビューを果たした嵐の松本潤。鎌倉幕府の公式の歴史書として知られる「吾妻鏡」を23年大河ドラマ「どうする家康」で演じる徳川家康として寝転がって読みふけっていたが、NHKらしくない粋な演出に驚いた視聴者も多いはずだ。

 それだけ局側からの期待の高さがうかがえるが、物語の舞台となる三河地方(愛知県東部)や遠江・駿府地方(静岡県中西部)でもドラマのポスターやパネルが街の至るところに飾られ、地元では放送前から大盛り上がり。第1回放送日の1月8日には、静岡市と浜松市、岡崎市で出演陣によるトークショーが予定され、松本をはじめ、家康の正室・築山御前役の有村架純、本多忠勝役の山田裕貴、榊原康政役の杉野遥亮らが登壇する。

 13日には各自治体から観覧応募の最終倍率が発表されたが、なかでも特に人気だったのが岡崎市。静岡市が23倍、浜松市が20倍なのに対し、なんと196倍。これは11月6日に行われたジャニーズ事務所の先輩、木村拓哉が織田信長に扮した「ぎふ信長まつり」の騎馬武者行列の64倍のおよそ3倍だ。

「岡崎市の倍率が高かった理由は2つあります。1つは静岡市の会場の定員が3300人、浜松市は3000人でしたが、岡崎市は900人。もう1つは岡崎市だけトークショーと第1回放送のパブリックビューイングがセットになっており、イベント時間が長くなっているからです。あと、ぎふ信長まつり以上に応募が殺到したのは、大河ドラマ効果でしょうね。もし主演が木村拓哉なら200倍を超えてもおかしくなかったはずです」(テレビ誌編集者)

 なお、18日は「鎌倉殿の13人」の最終回を記念した「グランドフィナーレ パブリックビューイング」が鎌倉女子大学・岩瀬キャンパスの松本講堂で開催。北条義時役の小栗旬、北条政子役の小池栄子らがトークショーを行ったが、観覧券の抽選倍率は134倍とこちらもキムタク越えを果たしている。

 近年は視聴率低下が懸念されるもやはり大河ドラマ。そのブランド力は健在のようだ。

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